小さいうちは好き嫌いが多く「どうしたら食べてくれるかな?」とママは頭を悩ませがちですよね。

嫌いな食材を細かく切ったり、子どもに言い聞かせたりと試行錯誤しているでしょう。

保育園でもなるべく残さないよう指導するため、その時に心がけている好き嫌い克服のステップと鉄則についてアドバイスするので、ぜひ参考にしてみてください。

子どもの好き嫌い克服のステップ

1:「何で食べないの?」と聞いてみる

「コレいらない」「嫌い!」と言われると理由も聞かず説得してしまいますが、きちっと原因を聞くことも大切です。

筆者が保育士の時は「(ひじきを見て)アリは食べたくない」「ふりかけは砂利の味がする」など子どもならではのびっくりするような答えが返ってきた経験があります。

それから「これはアリさんじゃないよ」「砂利はお外で遊ぶもので食べたりしないよ」とわかりやすく説明しました。

すると「そうなの?じゃあ食べられるね」ともぐもぐ食べてくれるようになったことも。

大人からすると意外な理由で口にしないこともあるので、まず子どもの言葉に耳を傾けることから始めましょう。

2:「○○も食べているよ」と言う

「嫌い」な理由がしっかりわかったところで、説明しても口にしない場合は「お友達も食べるよ」と声をかけてみましょう。

保育園でもよく「隣の○○ちゃんも食べ終わったって」と言うと、競争心から「それなら食べる!」とあっという間に口に入れてくれたりします。

こうして気持ちを刺激する方法として、家なら実際に目の前で食べて見せて「ママも食べたよ!おいしかった」とニコっと笑顔を見せるだけでやる気にさせることができます。

特に食べない理由が「食べず嫌い」や「見た目が嫌い」など思い込みからくるものなら、気持ちの問題なのでこうして少し後押ししてあげるだけで好き嫌い克服へ一歩踏み出せるでしょう。

3:「一口だけ食べようね」と説得する

家でも残さないようにママが声をかけたり、保育園でも同じように伝える中で、最終的には「一口だけ食べてみようね」と言い聞かせます。

中にはこの一口がきっかけで「食べてみたらおいしかった」と感じ、次から食べられるようになる子も。

また、すぐに克服とまでいかなくても「わぁ!すごい」と褒めることで嫌いなものでも毎回少し口にできるようになったりします。

筆者は「嫌いなピーマンを一口食べていたら、いつの間にか食べられるようになりました」

とママから言われ、「嫌いだから食べない」ではなく少しでも食べることで「もっと食べようかな」と思ういいきっかけになると実感しました。