5)手足を同時に大きく速く動かす

いくら力強く腕や足が動いていても、その動きが連動していないと速く走れません。左足が前に出る際には同時に右腕が前に、そして右足が前に出る際には同時に左腕が前に。

これを「四肢連動」と呼びますが、手足の動きにタイムラグが生じないほど力が上手く伝達され、スムーズに速くはしれるようになります。
 

6)腰を曲げずにまっすぐな前傾姿勢で走る

スタート時はできるだけ深い前傾姿勢を作り、可能な限り身体が起き上がらないように維持しましょう。

身体が起きると着地位置が身体の真下もしくは前に出てしまい、反発力が上や後ろに向いてしまいます。その結果、反発力を走りに活かすことができません。

ただし「身体を前に倒す」ようにイメージすると、腰を曲げて上半身だけ前のめりの姿勢になりがちです。

これでは重心位置が落ちるなどして、かえって走りが遅くなってしまいます。腰を曲げるのではなく、頭から着地した足までが真っすぐになるイメージで前傾姿勢を作ってください。
 

7)わき目も振らずゴールだけを見て駆け抜ける

大勢で一緒に走っていると、どうしても他の子がどこにいるか気になるもの。つい横を見たり、後ろを振り返ってしまったりすることがあります。

しかし目線は常に前、直線コースならゴールだけをひたすら見続けて駆け抜けましょう。横や後ろを見てしまうと、瞬間的なペースダウンに繋がりかねません。身体の向きはもちろん、目線まですべて自分が向かうべき先へしっかり向けることが大切。

誰がどんな順位やタイムだったのかは、全力で走り終えてから確認してください。

■アシックスからキッズ向けの新シューズが発売!

速く走りたいなら、やはりシューズ選びも悩みどころではないでしょうか。

走りたくなるデザインはもちろん、軽量性や汎発性など、シューズ選びにはいくつかポイントがあります。

そうした点を踏まえ、アシックスは新しく“速く走る”ためのキッズ向けシューズを発売しました。ここで、その中から2つのシューズについてご紹介します。

<LAZERBEAM SE-MG>
シンプルながら高機能。

運動だけでなく学校や遊びにもマッチするシューズです。

アッパーのかかと部分に内蔵した樹脂ヒールカウンターが走行時のブレを抑制。さらにソールのつま先部分には屈曲溝があり、つま先でしっかり地面を蹴ることができます。

耐久性が高いので、日ごろからよく外を走り回って遊ぶような子どもにもおすすめです。

 

<TARTHEREDGE 2 JR>
より速い走りを追求した本格派ジュニア用シューズ。

蹴り出した時に高い反発力を発揮するプロパルションプレート、そして地面をしっかり掴んで高いグリップ力を発揮するDUOSOLEをソールに搭載し、力強くダイナミックな走りに導いてくれます。

スピードランナー向けシューズとして人気の高い大人用モデル「TARTHEREDGE 2」の機能を受け継いだモデルです。

目指すは運動会のヒーロー!順位はもちろん、大切なのは力を出し尽くすことです。「速く走りたい」という願いを叶えてあげるために、ぜひトレーニングの際からポイントを意識してみてください。そして、より速く走るためには、走りを支えてくれるシューズ選びも大切です。

“走る”フリーライター。スポーツを中心に、IT・WEBやビジネス関連などで執筆。「人生をアホほど楽しむ」がモットーのノマドワーカー。マラソンやトアイアスロンが趣味で、100km超のウルトラマラソンにも頻繁に出走。ときどき仮装ランナー。2児の子を持つイクメンとしても奮闘中。ナレッジ・リンクス(株)代表取締役。葛飾区堀切中学校・陸上部コーチ。1983年生。