そろそろ定着してきたマスク生活。でも、マスクが常に肌に触れていることで、肌荒れを起こしているという声は多く聞こえます。

そこで今回は、肌荒れの一つの原因「美肌菌の減少」についてご紹介。美肌菌にアプローチする、おすすめのスキンケアコスメもご紹介します。

マスクによる肌荒れの原因は「美肌菌」の減少のせいかも?

マスクによる肌荒れは、どうして起きるのでしょうか?

資生堂dプログラムの「ときどき敏感肌」研究所によると、マスクの内側はそもそも自分の吐息によって高温になり、雑菌が繁殖しやすい状態。さらに高温多湿の真夏ではそのリスクも上昇し、ニキビや赤みといった肌荒れが起こりやすい状態になってしまうのだそう。

もしこの夏、マスク生活で肌荒れのしやすさを感じているなら、肌の機能が正常に働いておらず、敏感肌に傾いている可能性があるといいます。

資生堂が行った研究では、敏感肌の人には「美肌菌」が少ないということが判明。そして美肌菌が少ない肌は水分量が低く、赤みが出やすくなることもわかっています。

つまり、マスクで肌荒れしやすいのは、美肌菌が減少している可能性もあるのです。

「美肌菌」って?

美肌菌とはいったい、どんなものなのでしょうか?

皮膚には、「皮膚常在菌」と呼ばれる300種類以上もの菌がすんでいますが、そのうち「表皮ブドウ球菌」といった美肌をキープしてくれる菌のことを美肌菌と呼んでいます。

表皮ブドウ球菌は、肌のうるおいを保つ「グリセリン」や、肌を弱酸性に保ちながら雑菌・黄色ブドウ球菌の繁殖を防ぐ「脂肪酸」を生成し、肌のバリア機能を保つ役割を持ちます。

マスクによる肌荒れをはじめとした敏感肌には、美肌菌を増やすことが一つの対策といわれています。

美肌菌を育成!おすすめのコスメ3

最近では、美肌菌にアプローチするスキンケアコスメが増えています。今回は、美肌菌を育成するという観点のコスメを3つご紹介します。

1: 低刺激で「美肌菌」に着目した化粧水

2020年8月21日発売の資生堂「d プログラム バランスケア ローション MBの化粧水と乳液シリーズは、肌タイプや肌悩みに合わせて5種類から選べるものです。

コンセプトは、肌で24時間働く美肌菌に着目した、低刺激設計の敏感肌用スキンケアシリーズで、新成分ビューティーバイオテクノロジー(酵母エキス、グリセリン)を搭載。

自分の肌にもともといる美肌菌に働きかけることで、肌にやさしい低刺激設計でありながら美肌を叶えることができる、新しいアプローチ。

これまで「美肌菌コスメを使ってみたいけれど、肌がデリケートだからどれがいいのかわからない……」という敏感肌の人は、一度試してみる価値があります。

1,000円~1,300円(税別。肌タイプによる)で試せる、化粧水と乳液のお試しセットもあるので、まずは試してみたいという方も気軽にトライできますね。