特筆すべきはステージ構成の絶妙さ

「画面で観ている、パンツのちびっ子、いつもお母さんにパンツを畳んでもらってないかい? 自分のパンツは自分で畳もう! 上手に畳めているのか? 地球人!」と叫び、一気にお茶の間まで降りて来たTHE☆FUNKS。カメラ目線で地球人に挑んだ2人に、カメラマンは、がちょーん(古くてごめんなさい!)のように、前後にびよーんびよーんと動かすカメラワークで、ステージ上の、はっちゃけぶりをしっかり伝えた。

再び芝居へとステージは展開。ステージ上に、汗びっしょりで戻って来た安岡 優。ステージに残っていたテリー・D・ファンク(弟の方)と、新曲「Romance Novel」を披露。ピュアなメロディーと優しい歌声が印象に残るミディアムバラードだ。サビのファルセットも繊細で爽やかで、夏の終わりを彩るに相応しい1曲であった。「恒例の1曲で楽しくお別れしましょう」と「ちょっとだけ☆ナラバイ」へ。

<じゃあね じゃあね 大好きだよ>というワンフレーズでは、“大好きだよ”に合わせ、カメラ目線で笑顔を見せた安岡 優。その直後、会場の観客に向かって大きく手を振り、1人ずつに視線を合わせるように、ゆっくりと会場を見回した。「それではまた来年も元気でお逢いしましょう。ゴスペラーズ、安岡 優でした」と挨拶し、安岡 優はステージを後にした。

Photo:市橋照子

この日のライブ配信の中でも、特筆すべきは、制作映像とステージの映像との切り替えのタイミングである。これまでも、同様のチャレンジをしたライブ配信を何回か鑑賞したことがあるが、どうしても“間”が感じられ、配信画面を観ていると素に戻ってしまう感覚があった。

しかし、この日のライヴにはそれが無かった。入念な下準備やリハーサルはもちろん、バンドメンバー、スタッフらを含め、この日のライブ配信に関わった全員が、ライヴの流れと意図を理解していなければ成立しないタイミングだったと思う。このタイミングの妙だけでも、配信ライブという新たな形のエンターティンメントの次の1歩のヒントになるのではなかろうか。

アーカイブでその“瞬間”を是非体験してみて欲しい。あ、あと無意味な面白エンターティンメントの最高峰も、ただただ笑えます。

Photo:市橋照子

安岡 優 ソロライヴ 2020 “お兄さんと一生!?”アーカイブ配信

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<販売期間> 9月20日(日)23:59まで
<配信日時> 9月21日(月・祝)23:59まで
<料金> 2,500円(税込)
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