りりあ。 撮影:石丸敦章

天使の歌声のはじまり、カバー動画の投稿で再び伸びた再生回数

不登校の経験を踏まえて歌ったことが話題となり、TikTokから人気となったうじたまいの「September調子はどうだい」。このカバー動画を投稿し、再び投稿がバズった。

そこからさらに多くのカバー動画の投稿をはじめたが、そんな彼女自身も不登校の経験があったという。

「(「September調子はどうだい」は)よく聞いていて、同じくTikTokで活動しているシンガーのまつりさんがメロディをつけて弾き語りカバーしてたのを見てカバーを投稿しました。自分のことを話すのが苦手だし、学生時代も不登校の時期があったんですけど、

「September調子はどうだい」は曲自体が凄いポジティブな歌詞だと思って元気付けられるなって思いました。《大丈夫 大人は楽しいぞ》とか、それこそ15秒でも凄く伝わる歌詞だなと。

そこからオリジナルも去年の冬に投稿するようになったんですけど、人と会うことも少ないから曲を作る時は“こんな曲を作ってほしい”ってファンの方がお題をくれるのに助けられてます」

スマホひとつ、自分の部屋からスタートした動画投稿

普段は無料アプリを使用してSNSへ投稿する動画を撮っているというりりあ。さん。SNSではスマホひとつでリラックスした部屋から歌を録画しているそうだが、スマホひとつで撮るがゆえに生うた勝負で、実は100回以上撮り直すことも?

「私は機材とかいっぱい置いて、マイクを置いて“歌うぞ!”っていうのが出来なくて。

機材が無いからピッチ補正もできなくて、スマホひとつで撮るがゆえに生うた勝負なんです。自分の完璧な音程を求め続けて何百回も撮り直すこともありますし、自分の声に満足できなくて“今日はダメだ! 撮るのやめよ!”って日もあります。

最近になってやっと動画撮る時にマイクを使うようになりました」