YOASOBIや瑛人といったアーティストに続き、ネットでの動画投稿から広がりを見せはじめた若手シンガー3人の根底にある想いを聞くリレーインタビュー。
最終回となる3日目に登場するりりあ。は、恋愛の沼を剥き出しにした歌詞が衝撃を呼んだ「浮気されたけどまだ好きって曲。」の動画が注目され、国内サブスクチャートでも1位を獲得。
TikTok発のひらがな3文字系シンガーとして朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)でもネクストブレイクを期待されている10代のシンガーのひとりだ。
今回はただ歌うことが好きだったという彼女に、音楽への向き合い方や共感を呼ぶ歌詞が注目されている今の状況について、素直な気持ちを語ってもらった。
新人にして国内最大級のオンラインフェスに大抜擢
2002年から開催され総観客動員数は610万人を超える国内最大級のフェス『a-nation』が、今年は『a-nation online 2020』として初めてオンラインで開催された。新人にして大型フェスへ抜擢された感想を聞いた。
「とにかく実感が無いので、今でもよくわかからないですね(笑)。配信ライブは国際フォーラムで行われてそこで歌ったんですけど、まず、あんなに大きなところで歌う機会なんて無いので、それだけでも凄いし。
緊張したけど良い経験になったと思います。スマホで自宅から撮ってる時とは全然違いました。もう、緊張しかなかったです! 友人からは、“すごいメンバーの中に、ひとりだけ変な奴いるね”みたいに言われました(笑)」
最初にバズったのは、弾き語りでもなんでもない1本の動画
今でこそ「浮気されたけどまだ好きって曲。」が話題となり“天使の歌声”と絶賛されるりりあ。さん。しかし、注目されるきっかけとなったのは意外な動画だったそう。
「歌うことが凄い好きで、もともとはカラオケアプリで歌ったりしてたんです。TikTokはずっと見ていたのでやってみたい気持ちもあって、最初に動画を投稿したのがディズニーへ行った際の動画で、それが予想外にバズって。
その流れで他にも動画をあげてみようと思って投稿したのが弾き語り動画でした。はじめは自己満であげた動画がちょっとバズって“やったー!”といった感じだったので、そこから歌もたくさん聞いてもらえるようになったのは嬉しさしかないです」