刺さりすぎる問題作「浮気されたけどまだ好きって曲。」
浮気された女性の心情を赤裸々に歌う彼女だが、自身の恋愛観はどうなのだろうか。そのことについて聞くと、人と関わるのが苦手という性格からかなかなか実体験を歌詞にすることは難しいと話してくれた。
しかし、彼女の歌詞には共感の声が多く寄せられている。
「友達とは恋愛についてしか話さないんですけど、それが曲に反映されています。恋愛は下手すぎて、追う恋愛や追われる恋愛以前の問題で(笑)。
作詞家としては書けるけど、自身の恋愛は難しいですね。共感できる歌詞にするようには心がけてますけど、歌詞を書くときはそもそも私の実体験が無いので、みんなからの言葉で作ってる部分が大きいから重なって共感する部分があるのかな。
『浮気されたけどまだ好きって曲。』はファンの人に“曲を作って”って言われて、泣きそうになりながら作りましたね(笑)。
メッセージで“こういう曲を作ってください”って言われることが増えて、そこから曲を作るスタイルになっています。自身も共感できることしか歌詞にしないので、歌う際は感情を込めて歌えています」
いずれは実体験をもとに歌詞を書きたい
まだ自身の発表曲は少ないが、今後はどのような曲を届けていきたいのか。
「『浮気されたけどまだ好きって曲。』の題材は友達やファンの相談からはじまりました。その時に浮気に悩んでる方が多くて、LINEの既読がつかないのに匂わせのストーリーが上がってるみたいな友達の話をもとに歌詞にしています。
自分ではわからないけど、わりとストレートに言うタイプみたいで口の悪い部分も少しあるから強く聞こえるけど、最後は《行かないで》って強そうに見えて本当は弱い女の子の気持ちを歌ってます。
今は恋愛ソングしかないので、家族のこととか恋愛以外の曲も作ってみたいとは思ってます。なかなか難しいけど、これから自分の内から出てくる実体験の曲も作っていきたいし、世界観のある曲も作ってみたいですね。CDをほしいって言ってくださる方もいて、それはありがたいんですけど今はアルバムを出すとか考えていなくて。ちょっとずつ曲を作ってます」
活動に関してはまだ手探り
ネットは彼女にとってただ純粋に趣味ではじめた音楽を届けられる居場所のようなものだった。そんな彼女は今後どのような活動をしていくのだろうか。
「曲の投稿に関しては、正直なんて言えばいいかわからないんですけど、好きではじめたものが仕事のようになって人生が変わりました。 “プロって?”、“メジャーデビューって?”とか何も分からない状態なんですけど、今までどおりリラックスして自分の部屋から音楽を届けたいですね。ライブもしたい気持ちが今のところはないんだけど…どうなるんだろう? それすら全く想像できない。
ただ、音楽はずっと続けて楽しくやっていきたいです。私には音楽しかなくて、それこそ音楽は命みたいなものだから。
でも、弾き語りだけでなくアコースティックにドラムを入れたり、バンドセットの音楽はやってみたいと思いますね。
具体的な活動のイメージはないけど、今後はいろいろ挑戦してみたい。憧れのコレサワさんと弾き語りのコラボがしたいです!」