出産は「痛みのデパート」?
陣痛を耐え、出産すれば、痛みのメインイベントは乗り越えたものだと思っていました。
残りの痛みとして予想していた「後産」は記憶に残らない程度に終了しましたし(正直どうだったか覚えていない 笑)、傷口をチクチク縫われるのは想定内。
裂けるくらいなら切開してほしいと希望していたのに、3方向にズタズタだったと知ったときはもう笑うしかなかったですが、きれいに縫合していただいて、感謝すらしています。
想定外その1:尾てい骨の痛み
一つ目の「予定外な痛み」はお尻の痛み。30分程度のカンガルーケア中、どんどん尾てい骨のあたりが痛くなってきたんです。
これは入院中もずっと続くのですが、担当の先生に伝えても「時間が解決することもありますから…」とぬるめの笑顔で言われました。多分、この人、ホント痛がりなんだろうなって思われてたんだろうな(苦笑)。
この原因は退院してしばらくしてから分かることになるので、答えはまたの機会に(笑)。まあ、確かに、この痛みは時間が解決してくれました。
想定外その2:カテーテル挿入
さて、二つ目の「予定外な痛み」が、排尿のためのカテーテル挿入です。
コレ、コレなんですよ、心の準備をしておきたかったヤツ!
今思い出しても背筋がゾワゾワします。
だってまぁまぁ硬いカテーテルで、縫い合わせたばかりのズッタズタの局部をグリグリまさぐられるんですよ?
もう痛いとかのレベルじゃなくて、本当に拷問でした。
カテーテル挿入がどの程度難しい技なのか、ちょっとわからないんですけど、裂けた傷口に触れないで入れるのは難しいんでしょうかね? 消毒とかが痛かったのかしら。
その助産師さんいわく、膀胱を空にしないと病室には行かせられないということで、そんなに痛がるなら自力で出してみますか?と言われトイレにも行きましたが、全く出ず。
産み終わって途切れたメンタルを奮い立たせて、傷口グリグリを耐え抜きました。もうホント、あの苦行を耐え抜いたことを一番褒めてあげたい(笑)。
一旦終了でも「痛いイベント」は続く
そんなヨレヨレのぐったり具合に仕上がったら、自力で赤ちゃんのコットを押しながら病室まで歩いて向かい、「痛いイベント」は一旦終了。
事前に知っておいたからといって痛みがやわらぐわけではないですが、心の準備ができているかどうかで、メンタルのダメージは結構回避できるんじゃないかと思うんですよね。
病室に向かう頃の私は、身も心も絵に描いたような満身創痍で(笑)、ヨタヨタ歩いていたら、例の助産師さんに、「みなさん、もっと平気な顔でスタスタ行かれますけど、車椅子用意しますか?」って言われてまぁまぁ凹みました。
車椅子用意されても、お尻痛くて座れませんでしたけどね!
ちなみに、この助産師・タカハシさん(仮名)との因縁の戦いは今後も続きます(笑)。
しかも「痛いイベント」はまだまだ続きがありました…。ということで、次回もお楽しみに!
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