冬に美味しいスープ。スープは身体を温めるだけでなく、たくさんの具材を入れられるので、子どもには栄養の面でも積極的に飲ませたいものです。
腸にいいものを取り入れる「腸活」がブームですが、実は、スープでも腸活ができるようなのです。
昨年12月、日本スープ協会がセミナーを開催し、医師による腸活の講義とスープ作家による腸活スープレシピの紹介がされました。
腸活を行うことは、風邪やインフルエンザが気になる季節におすすめだと医師は言います。
今回は、そのセミナーの内容から腸活におすすめの食材と簡単即席スープレシピをご紹介!
そしてハピママ読者のためだけに、スープ作家の方に子ども向けのアレンジ術も教えてもらいました。要チェックですよ!
スープにも入れたい医師がおすすめする食材とは?
小林メディカルクリニック東京院長で医学博士の小林暁子先生によると、免疫維持のためには「腸内細菌の多様化」が重要だといいます。
その腸内細菌の多様化のために重要となるのが、細菌そのものを摂る「プロバイオテクス」と、細菌のエサを摂る「プレバイオティクス」の両方を摂る「シンバイオティクス」だそう。
例えば、乳酸菌はヨーグルトなどから摂取できますが、同時に、細菌のエサとなるオリゴ糖を摂取するために、ヨーグルトにオリゴ糖をかけて食べるといった具合です。
さらに食物繊維も重要で、果物や海藻類などに多い「水溶性食物繊維」と、豆類や穀類などに多い「不溶性食物繊維」の両方を摂ることがおすすめだといいます。
腸活というと、ヨーグルトを食べるイメージが強いですが、それだけでなく、いろいろな食材、特に食物繊維が重要のようです。具体的にはどんな食材がいいのでしょうか?
小林先生は、食事で摂取すると「腸活」に良い効果のある食材例として、次のフードを挙げていました。
●穀類 :もち麦・オートミール・チアシード
●野菜類 :ブロッコリー・モロヘイヤ・にんじん・ほうれん草・玉ねぎ・とうもろこし・ごぼう・里芋・にんにく
●きのこ類 :なんでもOK
●海藻類 :わかめ・もずく
●その他 :納豆・豆腐・キムチ・ヨーグルト・桃・プルーン・キウイ・りんご
スープに入れられるものは入れて、具だくさんスープにして食べるのがおすすめだそうですよ。
即席スープで簡単・時短! 腸活スープレシピ2選
腸活にいい食材を使用したスープとはどんなものなのでしょうか?
スープ作家の有賀薫さんによって紹介された腸活スープレシピの中から、2つをご紹介。市販の即席スープを使ったもので、簡単に、そして時短で作れちゃいますよ!
1: ざくざくコーンスープ
【材料(1人分)】
- 「クノール カップスープ・北海道コーンクリーム」 1袋
- 冷凍コーン 大さじ1~2(お好みの量)
- 玉ねぎ 1/8個
【作り方】
- 玉ねぎはみじん切りにして、耐熱容器に解凍した冷凍コーンと一緒に入れ、ラップをする
- 600Wの電子レンジに2分30秒~3分かける
- 玉ねぎがしんなりしたら、 カップスープの素を加えて熱湯150mLを注ぐ。味が足りない場合のみ、塩をほんの少々加える
このレシピで使われた腸活にいい食材は、コーンと玉ねぎ。即席スープにプラスすれは、腸活スープになる上に、ざくざく感が増して、食べ応えもアップするそうですよ。