『ヤクザと家族 The Family』 ©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会

5位『ヤクザと家族 The Family』

綾野剛と舘ひろしが共演した異色のヤクザ映画は初登場5位に。

『新聞記者』の藤井道人監督が脚本も手がけ、1999年、05年、19年という3つの時代を背景に、ヤクザとして生きた男の姿を描く社会派ヒューマン・ストーリーです。

父親を覚せい剤で失い、身寄りもなく落ちぶれた生活を送っていた山本賢治。彼はある時、柴咲組組長の柴咲博を危機から救ったことで、ヤクザの世界へと足を踏み入れる。柴咲と父子の契りを交わした山本は、短気ながらも持ち前の男気で裏社会を渡り歩いていく。

4位『映画 えんとつ町のプペル』

『映画 えんとつ町のプペル』 ©西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会

公開6週目の『映画 えんとつ町のプペル』は、先週3位から4位に。累計では興収17億円を突破しました。

キングコングの西野亮廣が手がけた同名ベストセラー絵本を、西野自らが製作総指揮・脚本を手がけてアニメ映画化した本作。監督は廣田裕介、制作はSTUDIO4℃です。声の出演は窪田正孝、芦田愛菜、立川志の輔、小池栄子ら。

煙に覆われた“えんとつ町”を舞台に、“星”の存在を信じる少年ルビッチとゴミから生まれたゴミ人間プペルが繰り広げる大冒険を描きます。

煙突だらけの“えんとつ町”では、街中のそこかしこから煙が上がっていて、空は黒い煙に満ちている。 親を亡くした少年ルビッチをはじめ、住民たちは青い空も、輝く星も知らなかった。ハロウィンの夜、そんなルビッチのもとにゴミ人間のプペルが姿を現した。

3位『銀魂 THE FINAL』

『銀魂 THE FINAL』 ©空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

『銀魂 THE FINAL』は公開4週目の累計が興収12億円を突破です。

原作者の空知英秋の全面協力のもと2019年に終了した連載最終話をベースに、銀時たちと最後にして最大の敵・虚(うつろ)との死闘が描かれます。

監督・脚本はTVシリーズの監督も手掛けてきた宮脇千鶴が務めています。声の出演は杉田智和、阪口大助、釘宮理恵ほか。

地球滅亡のカウントダウンが迫る中、銀時と高杉、桂の前にかつての師匠・吉田松陽の虚が立ちはだかる。彼は、長い年月をかけて生まれ変わりを繰り返した化け物だった。苦戦する銀時たちを支援するため、新八や神楽、さらに真選組やライバルたちが駆けつける。

2位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

公開16週目の『鬼滅の刃』は、土日2日間で動員10万5000人、興収1億6900万円をあげて2位に。

累計は動員2688万人、興収368億円を突破しました。

アニメ最終話に続く舞台“無限列車”で繰り広げられる炭治郎やその仲間たちと鬼の攻防戦を描く本作。TVアニメ版から続投の花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、平川大輔ら豪華声優陣が出演。監督も引き続き、外崎春雄が務めています。

蝶屋敷での修業を終えた炭治郎、善逸、伊之助。彼ら一行は禰豆子を連れ、短期間に40人以上が行方不明になっているという“無限列車”に到着する。そこで、鬼殺隊最強の剣士“柱”のひとり煉獄杏寿郎と合流した炭治郎らは、無限列車に巣くう鬼に立ち向かう。

1位『花束みたいな恋をした』

『花束みたいな恋をした』 ©2021「花束みたいな恋をした」製作委員会

菅田将暉、有村架純ダブル主演のラブストーリーは初登場1位に。

土日2日間で動員13万3000人、興収1億9100万円を記録。初日から3日間の累計は、動員18万4000人、興収2億6000万円を超える好スタートを切りました。

脚本は『カルテット』などこれまで数多くのヒットドラマを手がけてきた坂元裕二、監督は『罪の声』『映画 ビリギャル』の土井裕泰監督。

同じ終電を逃したことから出会った、大学生の山音麦と八谷絹。好きな音楽や映画がほとんど一緒だったふたりは、瞬く間に恋に落ちて付き合い始める。大学を卒業後に同棲を始めたふたりは、環境の移り変わりに左右されないことを目標にしながら就職活動に励む。

全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ 1/30-1/31)

1位『花束みたいな恋をした』
2位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
3位『銀魂 THE FINAL』
4位『映画 えんとつ町のプペル』
5位『ヤクザと家族 The Family』
6位『名も無き世界のエンドロール』
7位『劇場版ポケットモンスター ココ』
8位『約束のネバーランド』
9位『さんかく窓の外側は夜』
10位『新解釈・三國志』

今週末は『哀愁しんでれら』『イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社』『Endless SHOCK』『樹海村』『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』『モルエラニの霧の中』などが封切られます。

『哀愁しんでれら』 ©2021 「哀愁しんでれら」製作委員会