パートナーが育児に参加しやすい環境って?

不器用な私は、ダンナが得意そうな分野はジャンジャンお願いしてきたワケですが、あるとき、出産した友人に「そろそろダンナに預けて飲みに行こうよ〜」と誘惑したところ、「まだダンナ一人に任せるのは怖いな〜」と返ってきて、ふと気付いたことがありました。

ちゃんと母乳をいい感じに解凍できるかな、とか、一緒に寝ちゃってお昼寝させすぎないかなとか、細かいところで心配はありましたが、私は、ダンナにまめを任せるのが怖い、と思ったことはなく、それどころかむしろ「ぜひやってくれ」と思うことばかりだったんですね。

そうはいっても、客観的に世間と比較して、ウチのダンナがスーパー良くできたイクメンというわけではなさそう。

じゃぁ、彼女と私の違いはなんだろう?と思ったら「里帰り出産」をしたかどうかだったんです。

そもそも実家も産院も同じ横浜市内ですが、私はジーナ式を実践するために、実家へ帰るのをやめて、退院後は自宅に直帰しました(#18話)

退院後もしばらく夕飯を差し入れてもらった程度で、私の母が育児に参加するようなこともなかったため、ダンナと私の育児経験の差は、入院していたわずか1週間。

ほぼ同時スタートだった上に、職場環境がその時はたまたま柔軟に対応可能だったので、約1カ月は毎日のようにダンナがまめをお風呂に入れ、深夜の授乳や寝かし付けなどもお願いできました。

1カ月とはいえ、夜2度目、深夜12時前後の授乳をダンナに代わってもらえたのは、私の体力回復にはとってもありがたかったです。このまま続けていたら哺乳瓶の乳首にも慣れてたかな…

日中は私のワンオペでしたが、ダンナのあまりある「手慣れた感」ゆえに経験値はさして開かず、ほぼ同じようなスピードで育児に慣れていったように思います。

だからこそ、「私がダンナに育児の方法を教える」ということも少なく、ダンナの手元をハラハラと見守ることもなかったんですね。

そのため、「ダンナに任せるのは怖いから自分でやりたい」と思うことは少なかったように思います。

ハラハラする状況では、つい口が出てしまいそうですが、ウチのダンナは共同で進める家事のやり方に「こうして欲しい」ということを伝えようものなら「ウルセェ、じゃあもうやらない、お前やれ」というタイプですし(なんてヤツだ 笑)。

心配人間の私も、不安を感じていたら何でも自分で抱え込みかねなかったですから、この状況は結果的に良かったんだと実感しました。

「親になった実感」の時差はハンパないけど…

お腹の中で育む時間がないぶん、「父になった自覚」が目覚めるのは、「母になった自覚」と比べて遅いと聞きますが、育児の経験値は、やりようによっては差を縮められそう。

もし里帰り出産をするならば、極力通ってもらって、パートナーがいる間は全てお任せして爆睡するとか(見てなければハラハラしないし!)、いっそのこと里帰りはやめて、可能ならサポート要員には通ってもらうようにお願いしてみるのも良いのかも。

そうすれば、ママも気晴らしに脱走しやすいのでオススメですよ(言い方 笑)。

さてさて、育児スキルは順調に獲得している父ちゃんですが、「父になった自覚」が目覚めるのは、まだまだ先のお話。いつになるのか、ぜひお楽しみに!

フォトギャラリーロンパースはあまり着せるチャンスがない?展開を漫画で読む

横浜を愛する母ちゃんライター&エディター。エンタメ、レジャー、ビューティ、ウエディングに終活まで、幅広いジャンルの編集を手がけ、出産を機にライター業もスタート。活字中毒で、歴25年を超えるLUNA SEAのSLAVE(Jスレ)。趣味は、神輿やハーレー(ダンナの後ろ)、家庭菜園など。Instagram 

バックナンバー