「式神を大量生産して、自分の王国を作る」(中村倫也)
その安倍晴明を演じる中村倫也。晴明のイメージは「シュッとして、ミステリアスで、なんか、半端ない」といい、もし魔術が使えるのなら「式神を大量生産して、自分の王国を作る。自分はハンモックで寝ているだけという暮らしがしたいです」と独特な回答をしていた。
会見前日に初めて行われたという脚本の読み合わせについては「いろいろな妖怪が出てきて嬉しかったですし、すごく楽しいものになるんじゃないかなと思っています」と感想を語る。
それに対し、九尾の妖狐に身体を乗っ取られた陰陽師・賀茂利風を演じる向井理は「膨大なセリフ量で……」と本音を漏らしつつ、「でも、役者が苦労している作品こそ、お客様には楽しんでもらえると思います。その苦労を見ていただいて、こんな時代だからこそ楽しんでもらえる作品にしたいです」。
狐霊のタオを演じるのは吉岡里帆。劇団☆新感線は初参加だが、某CMで狐を長年演じてきたため「狐歴が結構長いんです」と笑う。
会見で狐を演じる上でのポイントを問われると「人間じゃないんだよというアピール。それから絶対に人間の耳を見せないこと」となかなか通な答えをしていた。そして、「足手まといになりたくないと思いながら、なんとか皆さんにしがみつきながら、頑張りたいなと思っています」とコメントした。
その他の出演者は浅利陽介、竜星涼、早乙女友貴、千葉哲也、高田聖子、粟根まことら。東京公演は9月17日(金)から10月17日(日)まで。大阪公演は10月27日(水)〜11月11日(木)、オリックス劇場にて。