--さて、今日は役柄にスポットをあててお聞きしますが。お稽古が始まったばかりの頃、
「(リリーは)無言でいることが多いから、恥ずかしいと思っちゃうのかもしれない…。身体の動きとか、居方(いかた)とか在り方で、リリーを表現しなきゃいけないから、スキを見せられない難しさがあるというか」(第42回)
--と話していて。恥ずかしさをカバーするために、マスクが役立っている事も話してくれましたが、恥ずかしさをどう克服して、本番を迎えていったのでしょうか?
いまだに、「マスク、本当にありがとう!!」って、思っているところがあります(笑)
本番ではもちろんマスクを外した状態で舞台に立っていますが、リリーが最初に登場するシーンって、全くの「無音」なんです。それが結構、長い間、無音の状態で…。
最初、リリーがひとりでステージに出て来て、ひとり芝居のような事をするんです。その間は、ずっと無音なんですが、もうね…、その無音の中に、ひとりでいるのが耐えられなくて!(汗)
無音の中、リリーが仲間たちを呼び込んで、仲間がどんどんステージに出てきてくれる…、という演出になっているんですが…。
もう、「早く、早くッ!」って、皆を呼び込みたくなっちゃうくらいに無音で、舞台上にひとりだから、お客さまの視線を意識すると、自分の目のやり場にも困ってしまって。初日、いや2日目くらいまで、
「え、えぇ…。こ、怖い。こんな無音の中で、ひとりで立っていて、大丈夫ですか!?」
って、思っていたんです。でも、昨日くらいから、どうにかやっと慣れてきて。今では、少しずつですが、“あの無音の状況を楽しんでやろう”って、思えるようになってきました。
--ところで、リリーを演じるのは3度目ですが、同じ人物を、期間を置いて3度演じる経験って、これまでになかった事だと思うんです。とっても貴重な経験だと思うのですが、それについては改めてどう思いますか?
-
[最終回]宮澤佐江「ミラチャイ☆」連載ー9年間のラスト。あのとき想像した未来の答え合わせ、これからの自分
あのとき想像していた未来の答え合わせと、舞台に立つ佐江ちゃんが今、感じている矛盾。その矛盾に向き合って導き出した、これからの自分の在り方とは? そして「ミラチャイ」と交わした最後の約束。2013年から続いた「ミラチャイ」連載のフィナーレです!
-
[第59回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「撮影では、より自然な私を」&ミュージカル『キングアーサー』出演決定で聞く【3】
連載9年間の最後の取材で、佐江ちゃんがお話してくれた内容を、今回と最終回となる次回でたっぷりお届けしていきます。今回はこれまでの撮影や、今楽しみにしていることについて。情報解禁となった『キングアーサー』に出演を決意したきっかけも聞きました!
-
[第58回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「いくつもの壁。ぶつかり、気づいた大切なこと」【2】
2013年にスタートした「ミラチャイ」連載。今回は、佐江ちゃんが9年間の連載期間を通して“自分はここが成長したな”と、思うことを話してくれました。アイドル卒業後、まもなくして立ちはだかった壁を乗り越えながら、次第に気づいたとても大切なこととは?
-
[第57回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「今につながる、人との出会いと仕事」【1】
ミラチャイ連載の9年間を振り返る1回目は、今に繋がるお仕事や、人との出会いに焦点をあてていきます。上海で活動できなかった時期を支えてくれた作品『クザリアーナの翼』や、地球ゴージャスさんへの思い。連載終了を発表した経緯についてもお話します。
-
[第56回]宮澤佐江、仕事・プライベートで訪れた旅での"出会い"と"出合い"(島根/小浜島 etc.)&「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせ
今回は、仕事やプライベートで訪れた旅のお話。昨年末に、お仕事で訪れた島根県。「初観戦ですっかりハマってしまった」という、Bリーグの素晴らしさを、自らもバスケ経験のある佐江ちゃんが、熱く語ってくれました。また、「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせがあります。