おいしく食べられる「お米の保存方法」
稲本「お米は鮮度が大切なので、正しく保存すれば本来の新米のおいしさを長く楽しめます。
保管場所は冷蔵庫がベストです。
そして、できるだけ密閉して空気を含ませないようにすることがポイントです。
お米を買ってきたら、そのままの袋に保管はせず、ジップロックやタッパー、ペットボトルに移し替えておくのがおすすめです。
お米の酸化やニオイうつり、味の劣化も防ぐことができます」
まるで料亭級!? 炊飯器でお米をおいしく炊く方法
稲本「最近は土鍋ブームでもあり、お米をできるだけおいしく炊きたいという方も多いと思います。
そこで、炊飯器でもおいしく炊ける方法をご紹介します。
まずはお米の洗い方。
昨今の精米技術は進歩していますので、お米は昔のように念入りに研がなくてもいいです。
まずお米に水を入れたらすぐにその水を捨てて、その後2~3回ほど水を入れては軽くかきまぜ、そして捨てるを繰り返したら十分です。
使うお水はミネラルウォーターのような上質な軟水がベスト!
お米を洗う水を全てミネラルウォーターにするのはちょっと…という方は、最初と最後の水だけでもいいです。
ご自宅の浄水器のお水でも十分ですよ。
そして水量ですが、新米は水分を多く含んでいるため、記載の水量より少なめがおすすめです。
ここまでできたら、お釜ごと冷蔵庫へ。約5~6時間ほど冷やしてから、炊飯器の早炊きモードで炊きます。
おいしく炊くには、とにかく冷水がポイント。
急いでいるときや、冷蔵庫で冷やす暇がないときには氷を入れてもいいですよ。
炊きあがったら炊飯器を開けて、約20~30秒開けっ放しにします。
こうすることでお米がしっかりと立ち、おいしくなるので重要なポイントです!
この工程は忘れないでくださいね。
しゃもじはプラスチック製、木製問わず、薄いものを使ってください」
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稲本「お米は炊きあがりが最もおいしいですから、食べたい分だけ都度炊くのがおすすめですが、忙しいとまとめて炊いておくということもありますよね。
そういったご家庭は、冷めてもおいしい『ササニシキ』や、コシヒカリの子孫にあたるゆめそららを交配した品種『星空舞』といった、ライフスタイルにあった品種を選んでお米を買うのもおすすめです」
お米がおいしい季節。ぜひ参考に、新米を味わってくださいね。
【取材】鳥取県庁 食のみやこ推進課