4: 月謝が安い

習い事の多くがおよそ10,000円前後か、それを超える月謝であることが多い中、武道系の習い事は月謝が安いことが多いのです。

何を習うかによって上下しますが、多くが4,000〜8,000円ほどのようです。この他にかかるのは保険料や協会への登録料などです。こちらもそれぞれ年間2,000円程度で収まることが多いのだとか。

「長男と次男が2人で空手教室に通い始めたのですが、2人合わせても月謝が8,000円で助かっています。何かもう1つ習い事をさせたいなという時に良いと思います。

うちで通わせている空手教室は主に型なので今のところ買ったものは道着だけですが、剣道教室に通っている家庭は月謝以外の出費が多いと話していましたね。上達してくると竹刀や道着の他に防具を全て自分で買い揃えるらしいです」(ピアノ講師/36歳)

このママが話すように、月謝が安くても道着や防具、プロテクターなどの出費があることも。

ただ、教室によって貸し出しをしてくれるところもあるようですし、一番最初から全て買い揃えるというよりは、上達具合に合わせて道具を増やしていくというパターンが多いようです。

5: パパとママの自由時間が増える

「我が家は共働きで、一人っ子の息子は甘えん坊で学校から帰ってくると常にパパかママどちらかにくっついてペラペラ喋って……という具合で、夫婦共に全く自分の時間がない状態でした。

しかし、地元の武道館でやっている剣道教室に息子が通うようになり、生活が一変しました。

剣道教室は基本的に週に2回、しかも18時半から20時半までやっていて、帰ってくる頃にはもう21時を回っているんです。しかも息子は他に習い事をしていないこともあり、週に4回も行くようなこともあって。

息子は学校から帰って慌ただしく夕飯を食べて家を出て、帰ってきてすぐに寝てしまうので、剣道の日は18時からもうほとんど自由時間になりました」(看護師/29歳)

このママが言うように、武道系の習い事は週に複数回あることが多く、しかも時間が長いのが特徴です。

子どもが武道系の習い事を始めたことで「突然自分の時間が増えちゃった」と話すママが多くいました。子どもにとってだけでなく、パパやママにとってもメリットがあるのが嬉しいですね。

しかしその反面、「宿題をする時間が少なくなって大変なところもある」と注意点を挙げてくれたママもいました。

多くの人がイメージするようなもの以外にも様々なメリットが多い武道の習い事。

この他にも「野球やサッカーでやるような、流れ作業のように皆でやる練習が嫌いな子」でも意外にハマる、という声もありました。

多くの教室が体験入会を実施しているので、子どもの適性を見るために、まずは体験から始めてみても良いかもしれません。