寒さも一級品! 装備はしっかり
標高が高く、雪質が最高である一方、寒さがネックになるケースがあります。
気温がマイナス10度近くまで下がったり、風が強くて雪が顔面に吹き付けて痛かったり、という状況もしばしば。
スキーウェアやグローブは、数千円で購入できるエントリーモデルではなく、しっかり中綿入りで、防寒性能の高いものを推奨します。
今回、撮影時に子どもが着用したのは、スウェーデンの子ども用アウトドアウェアブランド「ISBJORN(イスビョン)」の、「HELICOPTER WINTER JACKETⅡKIDS」と「OFFPIST SKI PANT」ですが、北欧の厳しい冬に対応できる一級品が、とても心強く感じました。
また、低地のスキー場ではあまり必要ないネックウォーマーやフェイスマスクも、(使う使わないは天候次第として)用意だけはしておきたいところです。
悪天候時は絶対無理しない!
“かぐらスキー場では、悪天候時は無理しない” は、鉄則。
歴何十年のベテランスキーヤーでも「これは無理」と諦める暴風雪にすらなるのが、自然豊かな「かぐらスキー場」です。
スコップもなにも使わず、手だけでかまくらが掘れるくらいの、ふわふわ新雪も魅力ですが、荒れたときには、10m先すら見えないホワイトアウトになり、子どもが挑戦するどころか、遭難すら意識する状況になります。
まとまった降雪の予報があるときは、舞子や岩原、石打丸山、上越国際など、標高の低いゲレンデで滑れる、周辺のスキー場に回るのが吉です。
低地でそれほど荒れていなくても、標高の高い「かぐらスキー場」は別ですよ。
食事はみつまたエリア「カフェ&レストラン スノーマン」がおすすめ
子どもの雪遊び場がない「かぐらスキー場」ですが、西武グループの株式会社プリンスホテルが運営するためか、食事はなかなかで、子ども向けメニューもしっかりあります。
特に、みつまたロープウェーの山頂駅すぐ横に新登場した「カフェ&レストラン スノーマン」は、おすすめ。
子連れで遊んだり、休んだりできる、キッズスペースがあります。
お洒落な店内で、食事も美味しく、飲み物はドリンクバーの飲み放題。
みつまたエリアをベースに滑るのであれば、「カフェ&レストラン スノーマン」を拠点するのも良いと思います。
「かぐらスキー場」デビューまとめ
- 年長・小学生以上推奨(滑走用具を自分で持って運べる)
- プルークボーゲンをマスターしていれば、かぐらスキー場全域(中級ゲレンデまで)に挑戦できる
- 極寒に対応するためウェア類はしっかり準備
- まとまった量の降雪が予想されているときは避ける
《所在地》
みつまたステーション/新潟県南魚沼郡湯沢町三俣
田代ステーション/新潟県南魚沼郡湯沢町三国
《アクセス》
車:関越自動車道「湯沢」ICから、約15〜25分