すべての肉まんに甘酸っぱい特製ダレが付いてくる

甘酸っぱいソースを付けて食べる

すべての肉まんに甘酸っぱい特製ダレが付いている。辛い肉まんには、このタレを付けて食べると若干辛さをおさえる効果があるようだ。

続いて、4種類の肉まんが入った「ミックス」を実食。

ジューシーな肉汁がうまい「白ネギ肉パオズ」

1個目は「白ネギ肉パオズ」だった。いわゆる日本の肉まんだ。サイズは小籠包的だが、ジューシーでうまかった。

「キノコ肉パオズ」にはシイタケがごろごろ入っていた

2個目は、「キノコ肉パオズ」。これもよかった。干しシイタケを戻したものなのか、生シイタケなのかわからかなったが、噛むほどにシイタケの甘みがましてきた。

これは「火鍋パオズ」なのか、「麻辣パオズ」なのか

残りの2個が「火鍋パオズ」なのか、「麻辣パオズ」なのかがわからなかった。

「火鍋パオズ」の特徴であるトウモロコシが入っていなかったし。舌が辛さでまひしていたせいなのか、「火鍋パオズ」と「麻辣パオズ」との味のちがいが不明白(プーミンパイ/わからなかった)。

ミックスを頼んだ場合は、どれがどれなのかを説明してほしかった。もしかしてロシアンルーレットだったりして。

計8個完食後、「白ネギ肉パオズ」を追加。辛い料理は嫌いではないし、冒険心がないわけではないが、個人の感想としてはふつうの肉まんが一番好きかも。まずはミックスを食べ、好みの肉まんを追加したほうがいいかもしれない。

辛いのが好きな人は「火鍋パオズ」をぜひ。

左がイートインコーナーで、右が厨房

イートインコーナーの席数は「3席」というふれこみだったが、椅子は一脚しかなかった。誰も並んでいなかったので開店と同時に入店できたし、席に着けたが、混雑時はどうするのだろう。

しかも蒸し上がってから10分で食べることをすすめているが、満席の時間帯もあるはず。立ち食いすればいいのだろうけど、自宅や仕事場にテイクアウトしてもいいのだろうか? 日本でのオペレーションに関しては要検討かもしれない。

包馔夜包子(パオセン イェーパオズ)

住所/東京都渋谷区神宮前6-4-2 神宮前Fビル
営業時間/11時〜20時(LO19時30分)無休

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。