豪華キャスト陣による見事なキャラクター表現
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これまで数々の舞台に出演してきた人気俳優・佐藤流司による虎杖は見事であった。元気で等身大の青年である一面と、人の死や酷い扱いに対して本気で怒ることの出来る熱血な部分をガラリと変わる表情で演じ分けている。
ネタバレとなるので詳細は伏せるが、とある演出では佐藤流司の表現力の高さに息を呑むことだろう。
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キャスト発表時から大きな話題を呼んだ「キャラクターの再現力の高さ」はさすがの一言。ぜひ生で味わいたい。
また、戦闘シーンのカッコ良さはもちろん、実はギャグ演出が多い『呪術廻戦』。コミカルな演出に定評がある小林顕作による、舞台ならではのコミカルなシーンも存分に楽しみたい。特に虎杖と吉野順平による“映画談義”のシーンには、小林の強いこだわりを感じた。
シリアスな歌詞からコミカルでキュートなダンスまで 魅力的な楽曲たち
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また、本公演の特徴のひとつが、キャラクター紹介や心情を歌で表現している所。
虎杖悠仁の自分の使命や“正しい死”について想いを馳せる力強い楽曲から、「スカウトされたらどうしよう」とコミカルな振り付けで歌う釘崎野薔薇、リズミカルなダンスで見せる伏黒恵、禪院真希、狗巻棘、パンダによるロックナンバーなど、個性豊かな楽曲揃いでキャスト陣の魅力が光っていた。
五条悟役の三浦涼介、夏油傑役の藤田玲という実力派によるのびやかな歌声も見事だったが、個人的に真人役の太田基裕、吉野順平役の福澤希空(WATWING)の歌唱力の高さにも驚かされた。
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ダークでシリアス、想像力をかきたてられる演出から、舞台ならではのコミカルなシーン、魅力的な楽曲たちと見所満載な舞台『呪術廻戦』。7月31日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、2022年8月4日(木)~8月14日(日)メルパルクホール大阪にて上演される。