来場者を出迎えるメインビジュアル 撮影:内田涼

社会現象を巻き起こした人気アニメーションシリーズが生み出した、新旧の“モノとコト”を俯瞰的に紹介する『EVANGELION CROSSING EXPO -エヴァンゲリオン大博覧会-』(エヴァ博)が、7月15日(金)から渋谷・ヒカリエホールで開幕。

貴重なエヴァプロダクトの数々が集結する同展の全容が明らかになった。

フォトギャラリー【写真12枚】どこを見ても大興奮!!『エヴァ博』展示の様子を全て見る(フォトレポート)
  • 綾波レイの初代フィギュア
  • 青森ねぶた祭で練り歩いた「エヴァねぶた」
  • とってもカワイイ!「エヴァパカッソ」
  • 注目を集めた人類補“缶”計画
  • 今も進化を続けるフィギュア

展示総数4000点超!! 貴重なアイテム目白押し

テレビシリーズの開始から昨年、興収100億円を突破した『シン・エヴァンゲリオン劇場版』まで、足掛け25年以上の歳月をかけて完結した「新世紀エヴァンゲリオン」。

そこから誕生した“エヴァカルチャー”の歴史と広がりを代表的なカテゴリごとに紹介し、エヴァンゲリオンの魅力を体感できる「エヴァ博」。

フィギュア、アパレル、伝統工芸品、ゲーム、イベント、モータースポーツ、雑貨から、地域限定の企画や他のキャラクターやブランドとのコラボレーションまで──。展示総数4000点超という圧倒的なボリューム感が、世代を超えたエヴァ人気の根強さを実感させる。

展示総数4000点超という圧倒的なボリューム! 撮影:内田涼

作品世界はもちろんのこと、さまざまな商品や企画にも、ファンを引きつける魅力があふれているエヴァンゲリオンの“モノとコト”。

同展では、リアルタイム世代が懐かしさを感じる90年代産のグッズはもちろん、光岡自動車の「オロチ」とコラボレーションした「エヴァンゲリオン オロチ」、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』で登場するNTTドコモとコラボレーションしたNERV特別仕様ケータイ、青森ねぶた祭で練り歩いた「エヴァねぶた」、人気キャラクター・綾波レイの初代フィギュアなど、貴重なアイテムも目白押しだ。

綾波レイの初代フィギュア 撮影:内田涼

会場は7つのカテゴリに分類されており、会場に駆けつけたファンをまず出迎えるのが、歴代のフィギュア群。

エヴァンゲリオンのメカとキャラクターたちが、プロ・アマを問わず、多くの造形作家の創作意欲を刺激し、90年代後半から現代に至るまで、一大ムーブメントを巻き起こしているが、その背景として原型師たちの切磋琢磨が、クオリティの向上を促していることが実感できるはずだ。

ファッション、トイ、ライフスタイルグッズも

今も進化を続けるフィギュア 撮影:内田涼

エヴァの“モノ”で忘れてならないのが、アパレル企業が多数参入するファッションだ。

自分がファンであることを確認するだけでなく、自分の“好き”を周囲に伝える重要なメディアとして、エヴァとファッションの親和性の高さを再認識できる展示となっている。

ファッションは単なる“モノ”ではなく、ファンとのつながりを生むという意味で“コト”にもつながるカテゴリなのだ。

定番アイテムのTシャツだけでも、これだけのバリエーション! 撮影:内田涼

カワイイからカッコイイまでを網羅し、世代を超えて愛されるトイの展示も充実。特に「エヴァっち」「エヴァパカッソ」など、本編のテイストから離れたデフォルメされたキャラクター商品は、子どもたちにも人気を博している。

また、フィギュア専門店に留まらず、ショッピングモール、100円ショップ、ゲームセンター、家電量販店など販路の幅広さと浸透度も、エヴァンゲリオンならでは。スポーツウェア、工具、寝具、アイウェア、食器など、ライフスタイルを彩るグッズの多様さも目を引く。