舞台『鋼の錬金術師』制作発表会 ©荒川弘/SQUARE ENIX・舞台「鋼の錬金術師」製作委員会

全世界でのシリーズ累計部数が8,000万部突破、荒川弘が描くダークファンタジーコミックの金字塔『鋼の錬金術師』が初の舞台化!!

2023年3月に大阪・東京にて上演が決定しました。

石丸さち子が脚本・演出を手がけ、主人公のエドワード・エルリック役を一色洋平と廣野凌大がWキャストで演じます。

舞台化の発表に際し、10月24日(月)時事通信ホール(東京都中央区)にて行われた製作発表会の様子をレポします。

会見には石丸、一色、廣野のほか、眞嶋秀斗、岡部麟(AKB48)、蒼木陣、和田琢磨が登壇。

覚悟と熱意が伝わってくる、素晴らしい会見でした。

会見の様子を書き起こしましたので、出演者の熱い思いを受け取ってください。

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『鋼の錬金術師』とは

原作は2001年より2010年まで、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス刊)にて連載され、日本漫画界における歴史的名作となった荒川弘の代表作『鋼の錬金術師』。

『ハガレン』の愛称で親しまれ、錬金術を用いたバトルアクション、歴史や国家をまたにかけた壮大かつ緻密なストーリー、生き生きと描かれる個性豊かで魅力的な登場人物たちの姿に、老若男女問わず絶大な人気を博している。

コミックスは全世界シリーズ累計部数8,000万部を超え、テレビアニメ、アニメ映画、ゲーム、実写映画と数々のメディアミックスを繰り広げ、2022年夏には新作スマートフォンゲームがリリースされるなど作品の展開はとどまるところを知らない。

あらすじ

錬金術の盛んな国家・アメストリスに、そう呼ばれる国家錬金術師がいた。

彼の名はエドワード・エルリック。

史上最年少で難関の資格を得た天才錬金術師は、かつて最愛の亡き母を生き返らせるために、弟のアルフォンスと「人体錬成」という禁忌を犯していた。

代償としてエドワードは左足と右腕を、アルフォンスは肉体の全てを失いからっぽの鎧に魂を宿す。

絶望の淵に立たされた兄弟だが、失った身体を取り戻すことを決意する。

手がかりとして、莫大な力を持ち錬金術の基本原則を無視した錬成が可能になるとされる「賢者の石」を探し求め、兄弟はすべてを取り戻す旅を始める―。

遂に舞台化!!オーディションが4ヶ月?!

舞台『鋼の錬金術師』 ©荒川弘/SQUARE ENIX・舞台「鋼の錬金術師」製作委員会

連載20周年を迎えた同年、『鋼の錬金術師』の新たな展開として舞台化が決定した。

脚本・演出には、情熱的な演出、若手俳優の育成と、近年演劇界を牽引する存在である石丸さち子を迎えるほか、多様なジャンルのエンターテイメントで活躍するクリエイターとキャストが集結した。

エルリック兄弟役は、4か月に渡るオーディションによってキャスティングされた3名の俳優に決定。

主演であるエドワード・エルリック役は、困難に立ち向かい逞しく生き抜くエドワードの素質を持つ、一色洋平・廣野凌大の2人が抜擢された。

アルフォンス・エルリック役は、2人のエドワード像を真摯に受け止め、優しくも繊細な弟の姿を見事に体現した眞嶋秀斗が演じる。

生身の人間が目の前で繰り広げる芝居、心を揺さぶる歌と音楽、世界観にこだわり舞台ならではの技法を用いた演出。

劇場という空間で、「鋼の錬金術師」の新たな扉が開く。

この後は『鋼の錬金術師』制作発表会で登壇者が語った熱い思いの書き起こし。

「舞台『鋼の錬金術師』」製作発表会 ©荒川弘/SQUARE ENIX・舞台「鋼の錬金術師」製作委員会(撮影 /かとうきょうこ)

記事の終盤では、舞台『鋼の錬金術師』テーマ曲『鋼の絆』レポを写真付きでお伝えします。