有名な鎌倉大仏をはじめとした神社仏閣などの歴史的建造物に加えて、海と山に囲まれた自然豊かな環境で人気の高い観光地・鎌倉。
秋冬は紅葉、春は桜、初夏の新緑にあじさい……と、移り変わる四季を楽しむのにも絶好のスポットですが、そんな鎌倉をさらにディープに楽しむ面白いサービスが誕生しているんです。
現在21の地域で導入されているコミュニティ通貨「まちのコイン」の加盟店として、新たに鎌倉の名所「建長寺」が追加され、「建長寺を巡るデジタルスタンプラリー」が始まりました。
東京ドーム約2.3倍分という広大な敷地面積を誇る建長寺を、デジタルスタンプを集めながらくまなく巡り、歴史ある建物だけでなく、季節によって変化する自然や、相模湾、富士山などの絶景までも楽しむことができます。
ディープな鎌倉観光が楽しめるコミュニティ通貨「まちのコイン」って?
そもそも「まちのコイン」って何?という方のために説明すると、鎌倉では「クルッポ」という通貨名で親しまれているコミュニティ通貨(電⼦地域通貨)サービスです。
まずは「まちのコイン」アプリをダウンロード。地域活動などに参加することでポイントを獲得し、獲得したポイントは加盟店等で利用することができます。
今回体験した「建長寺を巡るデジタルスタンプラリー」でも、スタンプを集められるだけでなく、集めるたびにポイント=「クルッポ」をゲットできます。そのクルッポを使って、鎌倉をディープに楽しむさまざまな体験ができるんですよ。
今回はスタンプラリーと共に、そんないくつかの体験もご紹介します!
親子で「建長寺を巡るデジタルスタンプラリー」に挑戦!
「建長寺デジタルスタンプラリー」は、広大な建長寺内の6つのスポットを巡って、QRコードを介してデジタルスタンプを集めていくというもの。
建長寺は、国宝や重要文化財の建築が立ち並ぶ由緒あるお寺ですが、広大すぎるために参拝客が境内を周りきれずに帰ってしまうという課題があったのだそう。
特に、境内奥の一番奥にある半増坊本殿や展望台は、相模湾や富士山を望める絶景スポットにも関わらず、足を運ばずに帰ってしまう参拝客が多いのだとか。
このデジタルスタンプラリーは、境内を隅から隅まで楽しく巡りながら、建長寺の歴史や情報をより深く知ることができるんです。
「まちのコイン」アプリ内で「建長寺デジタルスタンプラリー」に参加し、建長寺内のさまざまな建物にあるQRコードを読み取ることで、スタンプとクルッポが手に入ります。
また、QRコードを読み取ったあと、各スポットの見どころ情報が表示されるので、建長寺の歴史を手軽に知ることもできるんですよ。
デジタルスタンプが集められるスポットは建長寺内に全部で6つ。国重要文化財で、約20mもの高さがある迫力のある門「三門」、16世紀後半の日本の屋根の建築様式で作られた漆塗りの門「唐門」などです。
この「唐門」までは大体の参拝客が訪れるものの、この奥にまで行く人が少ないのだとか。
建長寺からは、「『建長寺を巡るデジタルスタンプラリー』を通じて、魅力ある境内を隅々までご覧いただき、日本の歴史文化の素晴らしさ、そして自然の美しさを一心に感じていただければと思います。ぜひ建長寺でのひとときを、より充実したものにしてください」とコメントが出ています。