仲良しな2人だから知るお互いの素顔とは!?
──映画のストーリーは、それぞれが思う正義を貫いた結果、他者を苦しめてしまうというやるせなさが感じられました。お2人が普段から持っていらっしゃる、正義というか「これだけは譲れない」という信念や大切にされていることって、何かありますか?
田中 う~ん、しいて言えば、嘘なく生きること! 下手に合わせようとすることもありません。
──田中さんにはとても柔軟なイメージがあったので、意外です。
田中 ありがとうございます。柔軟ではありたいと思っていますが、嘘はつけない性分なんです。ななちゃんもそうじゃない? バラエティでみんなが「わかるわかる~」って頷いていても、ななちゃんは違うと思ったら“無”(笑)! そういう頑ななところは、たぶん共通しているのかな。
──その場の空気にのまれて、うなずく人が大多数な気がしますが、お2人は違うんですね。
田中 私以上に、ななちゃんのほうがあるかもしれない。顔に出るもんね?
西野 違うと思ったら、違うっていう顔しちゃう。
──いい意味で、ちょっと人に合わせないというか。
田中 ふふふ、どお?
西野 合わせたほうがいいなとはわかっているんですけど、どうしてもできなくて。「でも違うし」と思っちゃって(苦笑)。それは長所なのかもしれないですが──使う場所を間違えると、よくないとわかってはいるんです。
──ある意味、不器用?
西野 不器用です。
田中 でも私は、そんなななちゃんが好きだし、そこも愛される魅力だと思います。
──信頼できますよね。
田中 不器用って言えばさ、こうやって2人でインタビューを受けると、私がななちゃんの分まで答えちゃうということが往々にしてあって(笑)。インタビュー得意じゃないよね?
──西野さんは、田中さんのお答えで納得ですか?
西野 はい、大丈夫です(笑)。