嫌でも自分がどんどん裸になっていく感覚がありました

鈴木亮平&宮沢氷魚 撮影:友野雄

――宮沢さんは役づくりについていかがですか。

宮沢 僕もいろんな方のお話を聞いてリサーチをするところから始めました。あとはパーソナルトレーナーの役でもあったので、まず体をつくろうと。

――メタ的な質問で恐縮ですが、鈴木さんのトレーナー役って荷が重くないですか。

宮沢 重いです(笑)。しかも亮平さんがその前の作品が鍛えている役だったので、初めてお会いしたとき、すごく体が大きくて。僕はもともと細いから、結構トレーニングをして人生MAXの大きさだったのに、それでも並ぶと亮平さんの方が全然大きかったです(笑)。

鈴木 大丈夫。今回は、痩せさせることが目的のトレーナーだから。そういう人は細い人が多いんですよ。そうしないと説得力がないから。

宮沢 そう言ってもらえると安心しました(笑)。きっと知識についても亮平さんの方が詳しいと思ったので、とにかく気持ちだけでも上だと信じてやろうと。実際、撮影に入ったらそのあたりのことはまったく気にならなかったので、大丈夫だったと思います(笑)。

――宮沢さんは、浩輔という男性についてどんなことを思いましたか。

宮沢 自然と愛せる人物でした。自分が持ってないものを持っていて。それは別に地位とかお金とかではなくて、龍太というキャラクターが持ってないものを浩輔さんは持っていて。一緒にいるだけで、すごく満たされる自分がいたんですよね。別に何かを求めてるわけではなくて、いるだけで心地がいい。

だからこそ、その心地よさに罪悪感を抱く瞬間もあって。自分のことをどんどん知ってもらいたいと思うがゆえに、自分の隠している部分をさらけ出せないことに対する苛立ちが爆発して、距離をとらないといけないと思うようになったのかなと。うまく説明できないんですけど、嫌でも自分がどんどん裸になっていく感覚が浩輔さんといるとありましたね。

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