「老後」といっても人それぞれ感じる年齢は異なりますが、一般的には仕事をリタイアした後のことを老後またはセカンドライフというのではないでしょうか。

労働収入がなくなると、年金だけで生活するのは不十分と考える人がほとんどで、何かしら対策を取らないといけないと思っている人も多いはずです。

そこで今回は「今から私たちができることは何があるのか」について見ていきます。

準備期間はどれくらい?

まず子育て世代からみて、老後といわれる年齢まであとどれくらいの期間があるのか考えてみましょう。

65歳から老齢年金の受給が始まるといっても、65歳はまだまだ現役で働ける人が沢山います。中には生涯現役で働いてみせる!と、向上心高めの方もいるかもしれませんが、セカンドライフの資金計画に関しては、先延ばしにしすぎるのはよくありません。

雇用の関係や平均的な健康寿命で考え、最長で65歳~70歳手前までにいくら貯めるのか計画するのが妥当といえるでしょう。

子育て世代は、子どもの教育費や住宅にかかる費用など、老後の資金計画の前に必要になるお金が沢山ありますので、遠い先のことになると準備が疎かになりがちなケースも見受けられます。

早くから始めれば準備期間が長くなるため、長期資産形成(iDeCoやNISA)の恩恵も受けられやすいですし、毎月の貯蓄額も少なく済みます。

準備期間がまだまだあるからと先延ばしにするのではなく、同時進行で進めていくことでゆとりのある老後へと一歩近づきます。