老後の資金を貯めるために大切な事
やはり一番は、お金を貯めるためには時間を味方につけるということと、次に継続力ではないでしょうか。
生きていく上で色んなお金がかかってきますし、不測の事態が起こると貯めてきたお金を取り崩さざるを得ないことも考えられます。
長期間継続して老後の資金を貯めるのが苦手な方は、60歳まで引き出せないiDeCoで準備をしたり、積立の生命保険で準備をするなどお金の置き場所に工夫が必要です。
また、老後というかなり先の資金なので、物価上昇(インフレ)に対応できるように資産を分散し、株式や不動産、外貨などに分けておくことも大切です。
株式や不動産の敷居が高いと感じる方は、投資信託で株式の購入や、不動産はREITといわれる投資信託で、長期間で毎月積み立てをしていくことでインフレに対応できるようになります。
取り崩しの際も運用しながら受け取ることでお金の寿命を延ばすことも可能です。
※投資は長期間で取り組みましょう。分散投資をすることでリスクを抑えることにつながりますが、元本を保証するものではありません。
iDeCoは、国が選定した長期投資に向いている投資信託の中から選べ、生命保険でも特別勘定(投資信託)で積み立て運用ができる保険もあります。自分に合った金融商品を組み合わせるなど検討してみましょう。
ゆとりある老後は、資金計画がすべてと言っても過言ではありません。資金計画はできる限り早めに行動することで、必ず目に見えて変わります。
日本人の多くは老後を不安に感じる人が多いですが、若いうちからしっかりと計画を立てることで、希望をもって豊かな老後を迎えられるようにしたいですね。
【執筆者プロフィール】田島 めぐみ
キッズ・マネー・ステーション認定講師、一般社団法人マネーキャリアラボ代表理事
子どもたちが、お金について楽しく学べる講座の開催や、家計のカウンセリングのプロとして、沖縄県でマネー講座や個別相談業務を従事。得意分野は生命保険・長期資産形成・女性向けのマネーセミナーなど。