どうすればいいのか

たとえ先生の答えをそのままオウム返ししても、「先生の真似をして言うんじゃない!」ではなく「そうだね。トマトだね。よくできたね」と返してやればいいのです。

「ふりかけご飯」と言っても「それも食べ物の一つだね。トマトとかキュウリとかお野菜の名前は何かあるかな」と言えばよかったのです。

まだ幼稚園児です。正しい答えを言わせることが目的ではなく、発言する体験をさせることが大事です。そこを間違ってしまう先生ではいけませんね。

保育参観でイライラしても…

もし、我が子が引っ込み思案だったとします。保育参観して、自分から発言していなかったら…

家に帰ってから「どうしてお友達のように自分から手を挙げないの!」と叱ってはなりません。発言したくても言えないのです。自分でもそのことはよくわかっています。「なぜなの!」と理由追及しても意味がなく、更に「自分は周りの子のように積極的に出来ない」と自信をなくすだけです。

そんな時は

  1. 漠然と聞いて答えられない場合は二者択一の質問にする
  2. 必ず正解できる問題にする
  3. たとえ不正解であっても「それは間違っている」といきなり否定しない。「そういう答えもあるね」とまず肯定してから「○○はどうだろう」と導く

我が子が、“打てば響くタイプ”ではない子どもの場合、ついイライラして「もっとこうしなさい」と引っ張りたくなりますが、益々、言わなくなってしまうので気を付けましょうね。