子どもが複数人いると、子どもだけに時間が取られて、バタバタと毎日がすぎていってしまうと感じているパパママは多いはずです。ついつい、一人一人の対しての対応もおざなりになる瞬間がありますよね。

時に、一人っ子の親に対して「丁寧に育てられていいな」と感じることもあるはずですが、実は一人っ子育児には「丁寧に育てられる」がゆえの苦労も多いのだそう。

今回は、一人っ子のパパやママが「一人っ子の子育てで気をつけていること」を紹介します。

一人っ子子育ては意外と大変! 気をつけたい4つのポイント

「甘やかさない」を意識的に

一人っ子だろうときょうだいだろうと、子どもを甘やかしすぎることを良しとする親は少ないはずです。

しかし、一人っ子のママがこの「甘やかしすぎてはいけない」ことを強く意識するにはこんな事情があるようです。

「一人っ子だと甘やかしているつもりはなくても、そうなってしまうという部分があります。

正直なところ、子どもが一人だけだと時間的にも経済的にも余裕があります。不可抗力で我慢させないといけない場面があまりないので……」(自営業/36歳)

「W杯の時はサッカーボール、WBCが始まれば野球セットと、ミーハーな息子が欲しがるものをなんでも買い与えてしまって……。

子どもが三人いる妹に『誕生日でもなんでもないのに!? 甘やかしすぎだよ』と驚かれて、普通はそういうものかとハッとしました」(専業主婦/40歳)

きょうだいがいると一人だけに時間やお金を費やすわけにはいかず、それが子どもの要望を突っぱねる理由になります。

しかし、一人っ子の場合は経済的にも時間的にも親に余裕があることが多いため、意識的に「突っぱねる」ということをしなければならない場面が多くなるのです。

時間とお金をかけてあげることに親が何も不都合を感じていない場合、意識せずとも甘やかしている状況になってしまうことも。