「衝撃と笑いで今でも覚えているのが、当時小学2年生だった息子の参観日。
給食後の時間で居眠りでもするかもしれないな、なんてのんきに考えながら学校に向かったのですが、授業前に見た息子はほかのお友達と楽しそうにおしゃべりしていました。
そして授業が開始、息子もみんなと一緒に真面目な顔で座っていましたが、何やらゴソゴソしているなと思ったら、取り出したのは袋に入ったパン。
それを机のなかに隠して少しむしって口に入れる姿が衝撃でした。
思わず『え……』と声を出してしまい、一緒に来ていたママ友も息子の様子に気がついて笑いをこらえているのが見えました。
おそらく給食の残りだろうと思うけれど、先生が黒板に向かっている隙にさっと口に放り込むのがおかしかったです。
けれど授業中なので当然NG、いっそ息子の席まで行って叱ろうかと思っていたら、先生に見つかり『給食の時間は終わっていますよ』と取り上げられました。
口をもぐもぐと動かしている生徒がいたら、すぐわかりますよね……。
息子はその後おとなしく授業を受けていたけれど、ほかの保護者にどう思われたか、恥ずかしいし今すぐ帰りたかったです。
その日の夜、息子にあんなことをしてはダメと言ったら『時間がなくて食べきれなかったから』と返され、給食時間に食べきることに集中してねと何度もお願いしました」(40歳/営業)
授業中にこっそりとパンを取り出す我が子を見れば、衝撃を受けて当然です。
食べきれなかったから授業中に、と考えるのが子どもらしく、「よりによってこんな日に」とこちらのママは話していましたが、思いがけない我が子の姿でも大切な記憶。
もちろんダメではあるけれど、いつか笑い話として聞かせてあげたいですね。