3. 日常に取り入れよう! 腸活の実践法

次に、腸活の方法について具体的に解説します。日常に取り入れやすい方法を集めたので、ぜひ今日から試してみてください。

3-1. 朝一番にお水を飲もう

朝起きてすぐにコップ1杯の水を飲むと、胃腸が目覚めてぜん動運動が活発になり、スムーズなお通じを促すことができます。

また、水分不足は便秘の原因にもなります。就寝中は汗として体内の水分が減少しやすいため、起きたらすぐに失った水分を補給しましょう。

3-2. 善玉菌を含む食品を摂ろう

生きた善玉菌を含み健康に有用な作用をもたらす食品を「プロバイオティクス」といいます。具体的には、ヨーグルト乳酸菌飲料納豆漬物などで、これらはビフィズス菌や乳酸菌を含んでいます。

健康的な腸内環境を保つために積極的に摂りたい食品ですが、これらの菌が長期間住みつくことはありません。そのため、毎日続けて摂取することがすすめられます。

なお、善玉菌は生きたまま大腸に到達しなくても、善玉菌をつくる成分に対して有効な生理機能が期待できます。

3-3. おなかまわりをマッサージしよう

おなかの上に両手を重ねて置き、時計回りに円を描くようにさすってマッサージを行いましょう。強く押さず、なでるように1020回くり返すのがポイントです。

おなかのマッサージは、腸への直接刺激となるため、効率的にぜん動運動を促すことができます。毎朝もしくは寝る前に、マッサージする習慣をつけましょう。トイレで行うのもおすすめです。

3-4. 睡眠不足を解消しよう

腸は、自律神経である交感神経と副交感神経の2つの神経がそれぞれ優勢になることで弛緩・収縮が起こり、便の排出を行います。

睡眠不足は、自律神経を乱し、便秘や下痢などの腸内トラブルによって腸内環境の乱れを引き起こします。腸の働きをコントロールする自律神経を整えるため、睡眠と休息をしっかりとりましょう。