5: 自分はそれをしない

自分が大変なときは何時間でも電話に付き合わせようとするけれど、こちらに何かあったときは関心のない態度でそっけない言葉を返してくるし、早々に別の話題を出してくる。

聞く気がないのだな、とわかるのは本当に悲しいことで、関係に上下があると感じるとその人とのお付き合いは続きません。

自分はそれをしないのに他人には当たり前のように求めてくる人がいますが、自分の満足だけを求めているからで、距離感がおかしいといえます。

居心地のいいつながりには、お互いに「与えあう」があり、奪われる一方になるとこちらはストレスですよね。

どんなつながりでも、状況に応じて負担の具合は変わってくるものですが、それでも相手を大事に思うのであれば「次はこちらが応えよう」と思うはず。

こちらの思いやりや配慮は当然だけれど自分はしない。こんな人は、満たされないと思えば別の人を求めて離れていきます。

誰かの存在を自分が満足できるかどうかで判断するため、いさかいや衝突が起こりやすく関係が短命に終わるのもよく見聞きします。

つながりは対等であり、片方だけの負担が大きいままで続くのは健全なお付き合いとはいえません。

こちらばかりストレスをこらえて相手をしている、と気がついたときは、潔く離れるのも自分のためといえます。