とにかくT.O.Pの目ヂカラがヤバイ
物語の背景となっているのは、実は、金正日総書記が亡くなる直前の北朝鮮内部が混乱していた時期。政権交代に関わるリアルな名前も出て来てちょっと驚く。
この権力闘争に巻き込まれてしまうのが、わずか19歳の少年であるミョンフンだ。
通称“技術者”と呼ばれる殺人マシーンにされたミョンフンは、初めての“任務”を遂行したとき、鏡を見ながらひとり涙する。その悲しみ、苦しみともいえる色をたたえた瞳に胸が締め付けられるといったら……! (東京ドームで巨大マイクを背負って高速ラップをキメてた人と同一人物とはとても思えないよ!)
そう、とにかくT.O.Pの目がいい。雑誌のインタビューで目(の演技)を意識したといっていたけど、確かに、それがよくわかる。全編を通して、目ヂカラの強さと深さがハンパない。瞳にすべての感情の色が出ていて、俳優としてますます成長してるように感じる。と同時に、あどけなさを残し、捨てられた子犬みたいな目に、母性本能をくすぐりまくられること間違いなしだ。
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