ファンのリクエストに直接客席で応える姿も
海岸が舞台という設定の再現では、海という難役をむちゃぶりされ困惑しながらもなりきって笑わせたドユは、ソロステージではスピッツの『チェリー』をカンペなしで完璧に歌い上げる姿で歓声を浴びた。
そして、衣装替えをしたソンフンが再登場し、オリジナル曲『Truth』(『完璧な結婚のお手本』のOST)を熱唱。次のゲームコーナーは「皆さんの欲望を満たすコーナーです」と言いつつ、次々にファンのリクエストに応えていく。
「私を抱け!」との要望には、そのファンを直接客席に訪ねて熱いハグ。リクエストごとにステージと客席を行き来し、ハグを繰り返すソンフンに会場の熱気は高まるばかり。
彼がファン思いとはいえ驚くほどのサービス精神に、そこまでする!? と脱帽。その上「選ばれなかった人も残念に思わないで」と全員への思いやりも忘れない。こういう配慮がファンの心を掴んで離さないのだろう。
総立ちのファンで会場の興奮もマックスとなったところで、今度はダンサーを従え、これもオリジナル曲『SI JAK IN GA YO(始まりですか)』(『高潔な君』のOST)を披露。
歌い踊りながら「家へ帰って!」とファンを促す、ツンデレなソンフンスタイルに皆も大喜び。
最後は再びドユも加わってPSYの『It’s Art』とBIGBANGの『SUNSET GLOW』を全員で歌い、彼が汗を拭いたタオルを客席に投げ入れるとさらにヒートアップ。
最後は真面目に「一番大事なのは健康です。皆さん健康でまた次回会いましょう。別れがイヤなので、つい話が長くなってしまいます。気をつけて帰って」と名残を惜しむと、
ステージの中央で正座してお辞儀し「皆さま本当にありがとう!」と心からの感謝を表した。クールな外見とは真逆な、温かみあるソンフンの魅力を堪能することができたイベントだった。