運用してためたポイントの活用法
――ためたポイントは現金には変えられないものの、他の何かに使えるのですか?
土屋:当社の提供しているアプリの「StockPoint for CONNECT」では、ポイント運用後に元のポイントに戻したり、運用している銘柄を実際の株式に交換したりすることが出来ます。
今だと「Pontaポイント」の交換先として来られる方が多いのですが「ローソンでお買い物をしてPontaポイントを100ポイントもらえたとしたら、そのポイントを「StockPoint」に交換し、交換したポイントで約160ある銘柄から好きな銘柄を選んで運用をスタート出来ます。
そこでポイントが2倍に増えて200ポイントとなったら、またPontaポイントに戻すことも出来るのでお買い物にも使えます。
また、「StockPoint」は、ポイントで運用した銘柄ポイントを実際の株式に交換出来る唯一のサービスになります。
「StockPoint for CONNECT」は「大和コネクト証券」という証券会社に繋がっているので、ポイントが1株以上になったら1株分のポイントを現物の株式として交換出来ます(※)。
ポイントが現物の株式になったら、実際に現金で運用しながら証券として売買して頂けます。もちろん証券には交換せずにポイントのまま運用することも可能です。
※「大和コネクト証券」に口座を持つことが必要となる。
――実際の買い物などに使えるのは嬉しいですね!
土屋:ユーザーアンケートをとると30~50代の方に多く使っていただいているのですが、さらにもっと若い方にも使っていただきたいと考えています。
まだまだポイント運用サービス自体の認知度が低いと思うので「1ポイントから気軽に体験出来ます」というところを知っていただきたいです。
また、小さいお子さんがいる家庭でも家族で気軽に始められるRPG風のアプリ「STOCKPOINT for MUFG」も提供しています。
キャラクターと一緒に成長していくような作りになっているので、楽しみながら資産形成を考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。
――確かに、楽しくゲーム感覚で使えそうです。
土屋:ポイント運用はその時の相場に左右されるので、上がる時もあれば、もちろん下がる時もあります。
「ポイント運用で儲けました」ということよりも、「体験をすること」の価値を提供することに意味があると思っているので、投資や資産運用の練習と思って使って欲しいです。
「こんな感じなんだ」というのを知って、自分にとって心地良い投資のやり方やスタイルを分かってもらえれば嬉しいです
賢い投資家になるには、ポイントでも放置しないこと
――ポイント運用をしながら投資の練習が出来る様なイメージで、やってみたいなと思いました! 実際に株式に変えてみようという次のステージに移るにはどんなタイミングが良いでしょうか?
土屋:お好きなタイミングで大丈夫です。毎月1,000円からでも、10,000円でも積み立てをやってみようと思えるタイミングで、実際の株式などに移行すると良いと思います。
StockPoint を数週間試してからすぐに移っても良いですし、1年くらいじっくり体験してから移っても良いかと思います。
――ポイント運用で気をつけたほうがいいことはありますか?
土屋:注意点がないところがポイント運用の良いところでもあるのですが、元々はオマケでもらったものではあるものの、ポイントが減ってしまうのは残念ですよね。
始めてみたらべったり張り付く必要は無いですが、放置しないで時々チェックすることを習慣付けていただきたいです。
これはこういう理由で「上がったんだ」とか、「下がったんだ」みたいなところが分からないと、ある意味博打的な運用になってしまいます。
それだといつまでたっても賢い投資家にはなれないと思うので、自分のポイントがどうなっているのかと、どうして増減したのか等、連動した世の中の流れをチェックすることは意識して欲しいですね。
――私もPayPayでポイント運用をしているのですが、そのままほったらかしにしていたので、増えていたことが嬉しくても、なぜ増えたのかは全く分かっていませんでした。投資体験をしながらそう言った部分の勘がつかめたらなと思います。
土屋:難しいことを知る必要はありませんが、運用しているポイントが増えた、減ったということは世の中の動きに連動しているので、外に目を向けるきっかけにもなりますよね。
投資の世界で、上がり続けるものなんてないので、そこはそういうものだと割り切った上で、自分として興味が持てるところはどこなのかという、「自分を知ること」からやってみてほしいなと思います。
「経済の勉強をしましょう」と言われても嫌じゃないですか。
でも自分の興味のあるモノやコトって言われなくても、情報を集めたり、もっと知ってみたいと思えますよね。
投資において、自分のスイッチがどんなところにあるのか、探すきっかけにしていただくのも良いと思います。