Hi-Fi Un!corn 撮影:高橋あある

メンバーそれぞれが選ぶ好きな1曲

――最終回での京介の選択が気になりますね。さて、アルバムには10曲が収録されています。自分の好きな1曲を紹介してください。
 

テミン:僕は『Butterfly』という新曲がお気に入りです。この曲を初めて聴いた時、 「ライブでやりたい!」と思いました。

めっちゃ盛り上がると思うから、ライブで早くRaSiDoHi-Fi Un!cornファンの呼称)の皆さんと楽しみたいな。

歌詞は、幼虫が蝶になって飛び回ることを夢見る様子を描いています。でも世の中に出ても、美しいことばかりじゃないですよね。

それでもすべてに打ち勝って、宇宙にまで飛んでいくことを夢見る……、というのが僕たち自身のことのようで、すごく共感できました。

僕たちも音楽の世界に飛び込んでいく新人だから。

シュウト:僕は自分が出演させていただいたドラマ『君には届かない。』(TBS系)の主題歌『U&I』ですね。レコーディングをする前に原作を読んで、「伝えたいけど言えない気持ち」を理解してから臨みました。

僕の声から始まる曲なので、「どう入れば聴く人の耳に止まるか」「どうやったら切なさを表現できるか」を研究しました。すごく気に入っている曲です。


ヒョンユル:僕は、とっても高揚感のある『Left or Right』が好きです。二人の女性の間で揺れる男性の物語なのですが、最後までどちらかを選ばないところが好きです。

人生の中にはいろいろな選択があると思うんですけど、選択しないというのも一つの選択だと思わせてくれる曲です。

最後が僕のギターで終わるのですが、「きっとこの後、もっといい選択肢が出てくるよ」という気持ちを込めて演奏しています。

希望を持って、楽しく聴いてくださったらうれしいです。

ギユン:僕たちをオーディションで優勝に導いてくれた曲、『DoReMiFa-Soul』が好きです。

オーディションで1位をもらった曲だし、ヨンファ先輩がいろいろアドバイスをしてくれた曲だし、思い出がたくさんある曲だからです。
 

――『DoReMiFa-Soul』は日本語バージョンで収録されていますが、日本語になって印象は変わりましたか。

ギユン:最初に日本語バージョンをもらった時は、まだ日本語がぜんぜん分からなかったから、意味まで考える余裕がありませんでした。

日本語がわかるようになった今は、「この曲は僕たちの道しるべ。この曲で歌っているように、僕たちも進んでいけばいい」と思いながら演奏しています。

ミン:僕は、『ABC is』です。「正解はない。君が進んでいく道が正解なんだ」と背中を押してくれる応援歌になっています。誰にでも大変なとき、疲れる時があると思うのですが、そんなときに聴くと力をもらえる曲なので、オススメしたいです。僕も力をもらっています。
 

――シュウトくん、ヒョンユルくん、テミンくんは、自分たちの曲が使われたドラマにも出演しました。
 

シュウト:僕は、『U&I』が主題歌になったドラマ『君には届かない。』に出演しました。

ライブとは違う緊張感がありました。表情や動作を気にするのに慣れなくて……。

ドラマの中で、僕が「ごめん」と言うシーンがあったのですが、どう言えばリアルに言えるか考えて、「ごめん」を1000回以上練習したんです。

それを聞いていたメンバーたちが、「ごめん」をめっちゃ真似をするようになって(笑)。それがちょっと面白かったです。

ヒョンユル:僕は、『さっちゃん、僕は。』に出演しました。主人公・京介の大学の同級生で、韓国人留学生のカン役です。

日本語で演技をするので緊張しましたが、同級生役の慧ちゃん(木村慧人)も、りっくん(平野莉玖)も、のせちゃん(のせりん)もみんな年が近くて、助けてくれたのがありがたかったし、一緒にいるのが本当に楽しかったです。

僕はりっくんと話すシーンが多かったのですが、ほとんどアドリブだったんですよ。

僕のアイディアが採用されたシーンもありました。全部が初めてで、全部が勉強になりました。

テミン:僕もヒョンユルくんと、『さっちゃん、僕は。』に出演しました。緊張したけれど、ヒョンユルくんと同じシーンは、知っている人がいるのでちょっと安心しました(笑)。

二人一緒の居酒屋のシーンでは、アドリブで韓国語の挨拶を入れてみたら、監督さんが「それ、いいね!」とそのまま使ってくださいました。

撮影は、すごく楽しかったです。

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