前回のコミックマーケット85

今年も夏コミの時期がやって参りました! 初日の8月15日までもう間もなくといったところですが、みなさん準備は順調ですか? 初参加で「何を準備すればいいかわからない!」という人も、毎回のように参加している常連さんも、本番に向けての夏コミ対策を一緒に勉強&おさらいしましょう。


3日間の開催で50万人以上の参加者を集める超大型同人誌即売会コミックマーケット、通称コミケ。毎年夏と冬に行われるこのイベントは非常に混雑し、参加者には「まるで戦場のようだ」などと言われています。

そう、コミケとは、長時間並ぶ体力、いかにルール内で効率よく行動するかという智力、ぬかりのない準備ができるかという用意周到さ、そして愛すべき作品にかける熱意を試される、自分との戦いの場なのです。特に夏開催ともなると、知らないと痛い目に遭うポイントがいくつもあります。ここでは初参加の人が知っておきたいコミケの作法&夏コミの注意点を紹介します。

 

1)コミケに「お客様」はいません

コミケは、出展している人も、買いに行く人も、コスプレをしている人も、「全員が同じ参加者」という意識を持ってみんなで作り上げるイベントです。「自分は買う側だから」とお客様気分で訪れるのではなく、自分も周囲の人も気持ちよくイベントに参加できるように努めましょう。

何かを教えてもらったり、親切にしてもらったら「ありがとうございます」、迷惑をかけてしまったら「すみません」など、それぞれの役割にかかわらず、あいさつはきちんとしたいですね。

 

2)1万円札などの高額紙幣は使わない

5000円札や1万円札といった高額紙幣は使わないようにしましょう。個人で出展しているサークルはおつりを用意するのが大変です。100円以下の端数が出るような価格付けはあまりないので、100円玉や500円玉、1000円札があると便利。日頃から500円玉や1000円札をキープしておいたり、前もって両替えしておいたりしましょう。

ただし、店じまい間近の大型サークルなどの場合、硬貨を整理したいと考えていることもあるので、そのあたりは「大きい紙幣でもいいですか」と聞いてみてください。

ちなみに、会場のATMでお金を下ろそうとしても、長蛇の列ができている可能性が高いです。また、会場周辺のATMも混雑が予想されるので、お金を下ろさなくても済むように準備しておくのが基本です。