子どもたちが体験した『挑戦・応援・勇気』の45分

特定非営利活動法人日本パラ・パワーリフティング連盟(JPPF)は、2026年7月6日、福島市立荒井小学校において、「応援には本当に力があるの?」をテーマにした体験型教育プログラムを実施しました。
本プログラムは、「応援すること」「応援されること」を体験を通して学ぶ教育プログラムです。競技を学ぶことが目的ではなく、「挑戦」「応援」「勇気」を体験しながら、子どもたち自身が「応援には本当に力があるのか」を確かめます。
授業に先立ち、子どもたちは事前学習として「応援にはどんな効果があるのか」を調べるとともに、クラスオリジナルの応援コールを考えました。知識として「知る」だけで終わらせず、実際に応援し、応援される体験を通して「分かる」へとつなげることを大切にしています。
今回は第一号モデルとして福島市立荒井小学校で実施し、4年生25名、6年生17名、計42名が参加しました。
■ 開発の背景
近年、学校現場では、挑戦する意欲、自己肯定感、互いを認め合う学級づくりなど、「心を育てる教育」の重要性が高まっています。こうした背景を踏まえ、JPPFでは、パラ・パワーリフティングならではの競技特性を教育に生かした体験型教育プログラムを開発しました。■ パラ・パワーリフティングを教育テーマにした理由
パラ・パワーリフティングは、一人の選手に会場全体の応援が集まる競技です。
撮影:西岡浩記
応援が選手の挑戦を後押しする様子を、子どもたちは目の前で体感できます。
この競技特性を生かし、本プログラムでは「応援」を教育テーマに設定しました。
■授業の概要
授業では、児童全員が「挑戦する」「応援する」「応援される」という三つの体験に取り組みました。講師は、東京2020パラリンピック日本代表・男子59kg級日本記録保持者の光瀬智洋選手が務めました。


プログラムの最後には、東京2020パラリンピック日本代表の光瀬智洋選手が、自己ベスト158kgの
98%となる154kgに挑戦しました。
光瀬選手は、「失敗が怖いから挑戦しないのではなく、挑戦することが大切。だから、この挑戦をみんなの応援で後押ししてほしい。」と児童に呼び掛けました。
その呼び掛けに応え、子どもたちはクラスオリジナルの応援コールで体育館いっぱいの声援を送りました。その結果、直前3日間の福島合宿では成功できなかった154kgを、子どもたちの大声援を受けて見事成功させました。
成功後、光瀬選手は「みんな、ありがとう!みんなの応援のおかげで154kgが上がりました。パラ・パワーリフティングは、応援してくれる人がいて初めて完成するスポーツなんです。」と感謝を伝えました。
■選手から子どもたちへ
授業の最後、光瀬選手は自身の経験を交えながら、「できないかもしれないと思って挑戦をやめるのではなく、少しだけ一歩踏み出してみてください。その一歩を踏み出す勇気をくれるのが応援です。」と子どもたちへメッセージを送りました。
また、「応援されることを待つだけではなく、自分から人を応援することで応援は巡ってきます。今日から家族や友達を応援してみてください。」と呼び掛けました。
■ コメント
児童光瀬選手の挑戦を見て、本当に応援には力があるんだと思いました。
担任教諭
子どもたちと一緒に夢中で応援しているうちに、私自身も気持ちがすっきりして元気になりました。
光瀬智洋選手
最初は緊張していた子どもたちが最後には笑顔で帰っていく姿を見て安心しました。子どもたちの応援を力に変えて154kgを成功させることができ、この経験は競技人生にとっても大きな財産になりました。
光瀬 智洋
男子59kg級 日本記録保持者。1993/3/23生。所属:株式会社エグゼクティブプロテクション
東京2020パラリンピック出場。日本代表選手として、毎年国際大会に出場中。2026年10月、
名古屋で開催予定のアジアパラリンピックや2028年ロスパラリンピックの日本代表入りを目指してトレーニングに励んでいます。兵庫県在住、愛称:TOM(トム)
■ 今後の展開
JPPFは今回の荒井小学校での実践を第1号モデルとして、今後、全国の学校・自治体・教育委員会と連携しながら、本プログラムを「挑戦」「応援」「勇気」を体験的に学ぶ教育プログラムとして広げていきたいと考えています。企業プレスリリース詳細へ
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