多重影分身も忠実に再現! 舞台ならではの演出が光る

ナルトファンなら誰しも気になるのは、「作中で出てくる多彩な忍術を実写でどのように表現するのか」という点。今回の試写でも、ナルトや我愛羅の忍術が披露されていました。

印象に残っているのは、序盤で披露されたナルトの多重影分身。術を発動すると劇場が暗転し、複数のナルトのシルエットが舞台上を幻想的に駆け回ります。

劇中では、ナルト達の第七班以外にも、シカマルやヒナタといったおなじみのキャラクター達が続々参戦! チョウジは戦闘中もずっとお菓子の袋を持ってました(笑)。

 

©ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会2015

ちなみに『ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」』では、原作の第1部、つまりナルトとサスケの終末の谷での戦いまでが描かれる模様。ということは、波の国での死闘や、大蛇丸と三代目火影の戦いも見られるはず! 白の氷遁や三代目の「屍鬼封尽」など、舞台での描かれ方が気になる術もありますし、これは期待がふくらみますね!

 

©ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会2015

2次元作品の実写化には反対だった筆者ですが、今回の試写を見て考えを改めました(笑)。舞台ならではの演出の数々は、『NARUTO-ナルト-』という作品に新たな解釈を与えてくれる気がします。上演後には、これまで何十回と読み返した単行本をもう一度読み返したくなりました。

『ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」』は3月21日より、全国で順次公演予定。ナルトの連載終了に喪失感を感じている方も、劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
 

『ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」』

東京:3月21日(土・祝)~4月5日(日) AiiA 2.5 Theater Tokyo
福岡:4月10日(金)~12日(日) キャナルシティ劇場
大阪:4月17日(金)~19日(日) 梅田芸術劇場 メインホール
宮城:4月23日(木)~25日(土) 多賀城市民会館 大ホール
東京凱旋:4月29日(水・祝)~5月10日(日) AiiA 2.5 Theater Tokyo
マカオ:5月22日(金)~24日(日) ベネチアンシアター
マレーシア:5月30日(土)~31日(日) マレーシア インターナショナル エキシビジョン&コンベンションセンター
シンガポール:6月6日(土)~7日(日) リゾートワールドシアター

 

©ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会2015

株式会社エディトル所属。IT系雑誌やムックの編集業のほか、コミック、文芸、お笑い、ライフハックなど多分野の記事を執筆。絵が描けないくせにイラストのディレクションに手を出し始めた今日この頃、この仕事はなんでもありなんじゃないかと思い始めている。