移動中の車内は自由に身動きできない密室。渋滞でもしていれば、簡単に車を停めて休憩することもできません。
しかし、子どもはガマンができない生き物です。退屈すればぐずり出すし、急に「おしっこ!」「うんち!」なんて言い出すことも…!? そんなとき、どうしますか?
今回は、先輩ママたちの声や体験談を交えながら、子連れの車内でのトラブル回避策を紹介します。
しりとりで退屈しのぎ
車内での子どもの退屈対策として実践しているママが多かったのが、「しりとり」でした。子どものタイプにもよりますが、幼児のうちは「りんご」「ごりら」「らっぱ」…といった単純な定番しりとりでも、わりと熱中してくれるもの。
子どもが大きくなってきたら、テーマを食べ物や地名に限定するなどして、しりとりの難易度を上げてもいいですね。
音楽をかけて、歌いながら移動
そのほか「普通に会話したり、歌を歌ったりする」「子どもが好きな音楽をかけて、いっしょに歌いまくる」といった対策も定番です。
普段忙しいママは、園や学校での出来事や友達関係について教えてもらう機会と考えるのもいいかも。まずはゆっくり会話して、子どもが飽きてきたら音楽スタートという流れがよさそうですね。
車の中でいつでも音楽をかけられるよう、スマホなどに楽曲データを仕込んでおく準備も大切です。テレビの子ども番組の曲や子どもが気に入っているアニメのテーマソングなどが最適でしょう。
とっておきおやつの出番!
子どもが大好きなおやつや飲み物に頼るのも一つの手です。
「うちの子の場合、普段は与えていないアメやキャラメルを一袋与えて、移動中は食べ放題にしちゃいます。夢中で舐めながら1、2時間くらいご機嫌です」
「1歳の末っ子には、水のペットボトルを1本持たせておきます。そうすると喜んで、ときどき飲んだりオモチャがわりに遊んだりしながらわりとお利口にしています。普段は水筒のお茶を飲ませているので、ペットボトルを渡されると、周りの人と同じように一人前扱いしてもらってる感じがするみたい(笑)」
アメ類とペットボトルという2つの案が出ましたが、いずれのケースも「普段は与えず、とっておき感を持たせる」ことがポイントみたいですね!
新顔オモチャを投入
車内で遊べるオモチャを持って行くのも手ですが、すぐに飽きてしまってぐずり出すパターンが多いですよね。あるママは、思い切って移動用に新しいオモチャを買ってあげるといいます。
「最初にオモチャ屋に寄って、動物のフィギアなど、小さめのオモチャを本人に選ばせて購入。新品だと移動中ずっと興味が薄れず、想像をふくらませて遊び続けられるみたいです」
年に一、ニ度しか長距離移動の予定がない家庭であれば、「出発直後にオモチャを購入」を恒例にすると、子ども自身も移動が楽しみになるはず。