「MZ-500B」(左)と「MZ-500S」

エプソンは、「WristableGPSシリーズ」初のGPS機能つきトレッキングギア「WristableGPS for Trek」のアウトドア・ランニングモデル「MZ-500B/S」を8月7日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は4万円台後半の見込み。

「MZ-500B/S」は、GPS、気圧、温度の各センサの連携で、高精度な標高測位を実現した腕時計型GPS。平面ナビゲーションと3Dの標高ナビゲーションに対応し、2015年秋に予定しているファームウェアのバージョンアップで日本百名山のルートデータを搭載する。軌跡に従って戻れる「トラックバック機能」も備える。

登山軌跡は、専用のウェブアプリケーションやスマートフォンアプリで記録可能。登山者向けコミュニティサイトなどで公開されているGPX形式のルートデータをダウンロードして、本体に登録することもできる。

本体は、登山時の汗や急な雨でも安心して使える10気圧防水で、強度・剛性にすぐれたレニーを採用しているため、岩場などでキズがつきにくい。風防ガラスに防曇処理を施しているので、急に気候が変化しても曇らない。

本体には5つのボタンを搭載しているが、そのうち右側の3つにはステンレススチール素材を使用し、裏側には誤作動防止用カラーを備えている。液晶画面は反転機能によって昼間でも見やすく、バックライトも搭載している。

本体モードを「トレッキングモード」から「ランニングモード」に切り替えれば、ランニングやトレイルランニングにも使用可能。アップダウンの激しい場所でのトレイルランニングでも、正確な3Dの距離計測ができる。

バッテリ駆動時間は、GPS毎秒計測の「高精度モード」時が46時間、GPS間欠計測の「長時間モード」時が110時間、オートスリープON時の時計表示時が30日間。厚さは16.5mmで、重さは65g。カラーは、ブラック(MZ-500B)、シルバー(MZ-500S)の2色。