バッタは火を通すと甲殻類みたいになるらしい
―― 「昆虫食」の魅力はどんなところですか?
昆虫って、嫌われ者じゃないですか。最初の時点で最低のイメージから始まるんですよね。昆虫料理を目の前にすると人はまず嫌悪感がきて、だんだん好奇心が出てくる、好奇心が少し優位になると口に運ぶんです。
噛みしめていくうちに、嫌悪感が打ち消されて美味しさから驚きに変わるんです。その瞬間に立ち合えることが一番の喜びですね。
鮮やかな赤紫色になった昆虫たち。しば漬けのように、何かの液に付け込んだと思いきや……。
永井さん
「バッタ類って火を通すと真っ赤になるんですよ。イナゴやバッタ、キリギリスなどです。そんな部分が他の甲殻類と似ていますよね。」
“珍レシピ”を競う決定戦のクオリティがスゴい!
―― イベントの見どころ、おすすめポイントを教えてください
今回は今までになくアカデミックな内容になる予定です。ゲストの月尾嘉男さんと山下雅道さん。よく出演を承諾して頂けたなと。
そして、なんといっても楽しみなのは第三回を迎える「昆虫料理レシピアワード」です。回を重ねるたびに、面白いレシピが出てきて、毎回楽しく拝見させて頂いてます。今年はどんなレシピが集まるのかワクワクしています。
―― 読者だけにこっそり教える情報、または最後に一言
「虫フェス」も今回で6回を迎える事ができました!
これからも美味しくて、楽しい昆虫料理を提案していきたいと思っております。11月23日は是非「東京虫くいフェスティバル」に遊びに来てください!
まだ未確定の情報なのですが、内山が常々一番美味しい昆虫と豪語している「○○○ゥ虫」と「○○の子」を虫フェスで食べることができるかもしれません。
目下捕獲調整中です!ご期待ください。
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正直、最初は写真を見ただけで「ウッ!」となっていたが、永井さんのお話を聞いているうちにだんだん昆虫がおいしそうに見えてきた。
外見が“そのもの”なものはまだ抵抗があるが、唐揚げくらいなら意外と食べられそうである。いや、セミの幼虫の素揚げもなかなかおいしそうだ……。
ハマる人はとことんハマるという昆虫食。「気持ち悪い」と拒絶することも自由だが、それでは少しつまらないと思ってしまうのは私だけだろうか? 奥深き昆虫食を極める「虫フェス」、新たな世界に出会えるに違いない。
取材/篠崎夏美
東京虫食いフェスティバル!Vol.6
<開催日時>
2015年11月23日(月・祝)15:30〜20:00(開場 15:00)
<料金>
3,500円
<会場>
SHIBAURA HOUSE(東京都港区芝浦3-15-4)