客席後方からの登場でスタートしたアンコール。3年前、東京国際フォーラム ホールAでの単独ライブで「僕の人生で最後(の披露)になるかも」とためらいながらも、腰を振ったり、両手でハートを作ったり、と照れながらキュートなダンスで沸かせた『Entrance』を披露。この日も、3年前同様、可愛らしいダンスで楽しませてくれたSE7EN。「また近いうちに会いましょうね!」なんていいながら、しっかり“ハートダンス”も入れてキュートに魅せた。
そして、残すは1曲。「これが皆さんと僕との“スタートライン”だから。これからですよね?」と呼びかけ、「今までやってきたのは、ただ準備した10年。まだ67年も残してるから。頑張って行くのでよろしく!」。
『スタートライン』のロックアレンジで会場のテンションをどんどん上げていくSE7EN。応える会場。自分が決めたとき、いつだってそこが“スタートライン”になるとSE7ENは歌う。幸せを分けるキラキラした瞬間。会場には、笑顔の花が咲き誇っていた。
短いようで長い10年。若かったSE7ENはすっかり大人になって、かつてとは違う、別の輝きを放つように。むかしから卓越したアーティストではあったけれど、さらに表現力に磨きがかかり、魅せるチカラが増したようだ。少しマイルドになったけど、やっぱり変わらない、自由気ままな性格。だけど、憎めない、むしろ愛すべきキャラクター。SE7ENとファンが歩んできた10年。その間で生まれた、アーティストとファンの心地よい関係性。それはきっと、この先もずっと変わらない。
なお、雑誌「韓流ぴあ 12/31号」(11月21日発売)では、SE7ENのインタビューを掲載。お楽しみに。
「SE7EN 10th Anniversary Tour in Japan」セットリスト
11月9日@TOKYO DOME CITY HALL
1. CRAZY
2. BETTER TOGETHER(日本語バージョン)
3. DIGITAL BOUNCE
4. I'M GOING CRAZY(日本語)
5. UNDERSTAND~今さら~
6. LALALA
7. SOMEBODY ELSE
8. PASSION
9. ANGEL (Japanese Ver.)
10. Style
11. 瞳を閉じて
12. 雪の華
13. 会いたい
14. 影は長くなって
15. 光
16. LOVE AGAIN
※君だけに アカペラ
17. COME BACK TO ME
18. 僕が歌えなくても(When I Can't Sing)
19. ありがとう
<アンコール>
20. Entrance
21. スタートライン