ゲーム類を一切与えていない家庭2例
5.「家庭の方針でゲーム類は所有しない」…岡山県在中の女性Iさん宅
- 家族構成…Iさん・夫・息子3人(中1、小5、年長)・娘1人(小2)
Iさんご夫婦は、ともにドクター。家庭では、夫の考えにより、ゲーム類は与えたことがありません。テレビゲーム機はもちろん、スマホゲームやタブレットなども子どもたちに触れさせていないと言います。
Iさんの夫は、ゲームに関して、「特に男の子は依存する傾向が強く、ゲームのことで頭の中が支配されてしまい、他の大切なことが疎かになる。時間制限やルールを設けても意味をなさない。友達の家などに行って勝手にやってくる分までは干渉しないが、家には置かない。」という考えを持っています。
確かに、ゲームを与えている家庭のほとんどは、時間制限を守れていません。
ただ、ゲームを持っていないと、男の子の場合、友達ができなかったり、仲間外れにされたり、そんな心配を抱くママは多いのですが、Iさんの子どもたちはどうなのでしょうか?
Iさんに伺ったところ、「私もその点は少し気にかかっていましたが、ゲームを持っていなくても友達になってくれる子はいて、学校に友達がゼロということはありません。
仲良くしてくれる友達はみんなゲームを持っていて、うちの子どももゲームに興味があるらしく、友達のところでは時折やらせてもらっているみたいです。」とのことでした。
6.「ゲームがほしいと言われたことがない」…大阪府在中の男性Kさん宅
- 家族構成…Kさん・妻・息子(年長)
Kさんの家では、子どもがゲームを「ほしい」と言ったことがなく、話題に上ることもないと言います。スマホゲームなどもさせたことがないそうです。
Kさんの息子さんはEテレのアニメや、科学番組をよく見ているそう。幼児期からよく絵本の読み聞かせをしており、絵本も大好きだそうです。
ゲームについて、「子どもがほしいとも言わないので、あえて与えるつもりもない」とのことでした。
子どもがゲームに興味を持つようになるきっかけとして、親がおとなしくさせるためにスマホゲームをやらせたり、YouTubeを見せたりというのは大きいでしょう。あるいは、親がやっている(見ている)のを見て、興味を示すこともあります。
そういう機会が一切なく、子どもがゲームに触れない環境の場合、「ゲームがほしい」「ゲームをやりたい」という欲求も沸いてこないのかもしれません。
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ゲームの存在は、今の時代の子育てにおいて、「家庭でどのように向きあうか?」を真剣に考えなければいけないもののひとつだと思います。
そして、その答えはひとつではなく、家庭によって異なります。
「与えない」という選択肢もあります。
「子どもにゲームをいつ買い与えようか…」と迷っているママは、今回お伝えしたご家庭の例も参考に、ご家庭での向き合い方を考えてみてください。