夜はカレーやスパイス料理を、ナチュラルワインと合わせて

ナン同様、タンドール窯で焼いたカハブとチキンも賞味した。スパイスがきいた、インド固有の食文化の奥深さを感じさせてくれる逸品だった。

吉岡淳一店長によれば、昼と夜では別のメニューを展開していく予定だそうだ。

昼は、旧ボンベイで人気のあったカレーの他、新しいカレーを導入したランチも提供。

「ディナーはタンドール窯で焼いた、スパイシーなチキンやカハブなどの串焼きを、ナチュラルワインやチャイカクテル、ラッシーカクテルと一緒に味わっていただけるメニューを用意しております」(吉岡店長)

スパイス料理とワインのマリアージュは、経験した人が少ないと思う。ワインは廉価なグラスでもオーダーできる。

旧新宿ボンベイの味を語れる人も、未体験の人も、本格的なインド料理を堪能させてもらおう。

【タンドールとインドカレー 新宿ボンベイ】
住所/東京都渋谷区代々木1-53-4田尻ビル1F
電03-5304-8723
営業/11時~15時(LO14時30分)、17時~23時(LO22時30分)
不定休
※ランチは1,000円〜。ディナーはインディアンタパス350円〜、タンドール料理は500円〜、チャイカクテルは400円〜。
※ランチ以外すべて税抜き。

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。