壁当てOKのアクロバティックスポーツ

イベントの最初に行われた、海外選手と現地コーチとのエキシビションマッチ。ここで一番驚いたのが、そのルールでした。

なんとこのパデル、コート内に1バウンドしていれば、壁にあたったボールを空中で打ち返すことができるんです。無理に打ち返さず壁から跳ね返るボールを狙ったり、その跳ね返った力を使ってより速くボールを打ち返したり……。目まぐるしく繰り広げられるプレイからは、ひと時も目が離せません。

もちろん初心者ではそう簡単にいきませんが、プロ選手ではラリーが長く続くことも多いのだとか。アクロバティックなプレイスタイルは、見ているだけで興奮モノでした。

東京にもパデルコートができる!?

実は今回のイベント、あるクラウドファンディングのプロジェクトでパトロン(=支援者)となった方々が招待されたものでした。そのプロジェクトとは、なんと「パデルコートを東京に設立する」というもの。7,856,000円もの支援金を獲得し、現在、すでにコート設立に向けて動き出しています。

プロジェクトを立ち上げたのはPadel Asia社の玉井社長。国内にも各地にパデルコートはありますが、東京のような都市部での設立は初めての試みとのこと。

玉井氏はこの取り組みについて、「アクセスしやすい都会にコートができればこそ、より多くの人々にとってパデル競技が身近になるはず」と話してくれました。

尚、パデルにはシングルスが無く、ダブルスを基本とした競技とのことです。家族や友人、あるいは職場の仲間などで取り組むと良いかもしれません。

日本では“まだこれから”のスポーツ。今後の展開に期待したいですね。興味を持たれた方は『Cross1』を始めとした各地のコート、もしくは設立後の都内コートへ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。初心者でも、コーチが丁寧に教えてくれるはずです。

“走る”フリーライター。スポーツを中心に、IT・WEBやビジネス関連などで執筆。「人生をアホほど楽しむ」がモットーのノマドワーカー。マラソンやトアイアスロンが趣味で、100km超のウルトラマラソンにも頻繁に出走。ときどき仮装ランナー。2児の子を持つイクメンとしても奮闘中。ナレッジ・リンクス(株)代表取締役。葛飾区堀切中学校・陸上部コーチ。1983年生。