-この後、何を目標に芸人を続けていくのかな?
僕が目指すのはアンパンマンです。「人生とは喜ばせごっこだ」というアンパンマンの作者やなせたかしの言葉を聞いたとき、まさにエンターテイナーだと思った。これだ!と思った。自分のやってきたことを社会にどう貢献するか。貢献できるかを考えるようになりました。見返りを求めるのではなく、喜んで欲しいという気持ちで今はM高史をやっています。
まずはモノマネ体操を多くの人に知ってもらいたい。健康は幸せに直結していると思うこともあるし、身体を動かすことと笑うことを伝えたい。モノマネ体操をそのツールとして使っていきたい。
そして、その先の目標として2020年の東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げたい。具体的には複数の言語を使ってオモテナシできるように。
最近「ジャパササイズ(ジャパニーズカルチャーエクササイズ)」というのを考えました。日本の文化を国内・海外に発信しながら、エクササイズとしても使える意味のあるものを。東京オリンピック・パラリンピックに向けて海外の人に興味をもってもらえたらいいなと思っています。
そして東京パラリンピックのマラソンの伴走もしたい。複数の言語が使えるようになれば、大会直前や当日に、急きょ海外のパラ選手の伴走をすることができる。ダイレクトに選手のサポートをしたり、障害者スポーツや文化を盛り上げていくために、悔いが残らないようにM高史を出し切ります。
-最後に聞くけど、川内選手が引退したらどうするの?
実は最近、川内選手に寄せてないんじゃないかとまわりから言われます(笑)
※川内選手は最近、緑と黒のユニフォームを着用。
ですが、ものまねさせていただけるのはありがたいことですのでニーズがあるうちは、このユニフォームで「モノマネ体操」など活動しています。実はあのユニフォームのロゴよく見てもらうと埼玉県庁ではなく「埼王県庁」なんです(笑)
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インタビュー終わって(吉澤)
同じ駒沢大学出身・同じ陸上競技部出身で、マネージャーと選手と立場は違うけど、同じ箱根駅伝優勝を目指していた2人。そして、各地のマラソン大会で一緒に活動することも多く仲の良い2人。アスリートのセカンドキャリアとして、ともに別の道を進んでいるものの、二人とも、目的・目標を明確に持って前向きに進んでいたことが印象的であった。
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた活動、そしてその先に二人がどんな活動をしていくのか、社会にどう貢献していくのか、二人にしかできない活動が楽しみである。インタビュー開始前に「宇宙」をテーマにトーク。「宇宙規模でみれば謙虚になれる」という話はまた別の機会に。
■インタビュー:M高史(えむ たかし)
モノマネ芸人
オフィシャルブログ:M高史の日々精進!
■インタビュアー:西田隆維(にしだ たかゆき)
駒沢大学出身→S&B食品
箱根駅伝で駒沢大学を初優勝に貢献(当時9区区間新記録樹立)
エドモントン世界陸上 マラソン日本代表
現在は市民ランナー向けのランニングクラブNRC(NISHIDA RUNNING CLUB)の指導とマラソン大会などの企画・運営を中心に活動中。また、これまでの経験で学んだことを企業や学校で講演。