子どもが1歳以上であれば好きなおもちゃや本を持ち歩いて渡したり、店のメニューに子どもの好きそうなジュースやポテトフライなどがあれば注文したり。

おすすめは、作業系の時間つぶしグッズを持ち歩くこと。

シールブックやノート・色鉛筆など、子どもが手を動かして遊べるグッズをバッグに忍ばせておけば、数分から10分程度は間を持たせることができます。これらのグッズは、かさばらないのも魅力です。

わが子の興味と持ち運びの負担のバランスも見ながら、「これがあれば少しの時間なら大丈夫」という安心感も一緒に持ち歩きたいですね。

ネットのクチコミは意外と不人気!

最後に、子連れOKかどうか不明な場合の「店選びのポイント」を聞いてみました。

最も多かったのは「子ども連れの利用客がいるか、など利用している客層」46.21%。次いで「子どもが食べられるメニューがある、持ち込みができるなど商品・サービス内容」34.34%でした。

子ども連れの先客がいるかどうかは、非常に大きな判断材料。ほかに、一人客やパソコンなどで仕事中のビジネスマンが多い場合や、一歩入ってみて利用客のおしゃべりの声があまり聞こえない場合は避けた方がよいと判断できます。

キッズメニューや子ども用イスがあるかどうかも確認したいポイント。

「ネット等での子連れ客のクチコミ」は7.83%と伸び悩み気味。クチコミ情報は都市部の店舗や有名店に偏りがちなこと、主観的なものも少なくないことが影響しているのでしょう。

本来、お店選びでトップに来るべき「価格と味」はわずか1.01%。

キッズのお出かけではひたすら「子ども連れで利用できるかどうか」「周囲が子どもを受け入れてくれるかどうか」が2大判断基準になっている現状が読み取れます。

トラブルは、ママもお店にとってもイヤなもの。

回避のためには、やはり入店時に店側から口頭や張り紙などで「お子さんの泣き声、騒ぎ声はご遠慮ください」と明示したり、親側も「子ども連れで入店してよいか」と確認するのが有効であることは、間違いなさそう。

せっかくのキッズとのお出かけ。店側とのコミュニケーション、対策グッズを用意するなどのひと手間で、楽しい一日にしたいものです。

ライター。業界紙、エンタメ系雑誌記者を経て、現在フリーランス。日々の暮らしに「へぇ〜」のアクセントを提供したいと日々勉強中。関心あるテーマは教育、お金、哲学。好きな本のジャンルは児童書・YAで、特技は物語の世界に入りこむこと。