胸に迫る“真実”を切り取った5

『さよならテレビ』12()公開

『さよならテレビ』1月2日(木)公開 ©東海テレビ放送

テレビの世界では今何が起こっているのか? 報道の現場に東海テレビの自社スタッフ自身が潜入する。

2018年に放送され、東海地方限定ながらもその生々しさと鋭さから大反響を巻き起こしたドキュメンタリー番組に新たなシーンを追加して映画化。

ドキュメンタリーチームと報道部の対立に幕を開け、理想と現実の中で葛藤する3人のテレビマンの姿が赤裸々に映し出される。

監督は『ヤクザと憲法』でも話題を集めた東海テレビ・圡方宏史。

 『尾崎豊を探して』13()公開

『尾崎豊を探して』1月3日(金)公開 ©2019「尾崎豊を探して」製作委員会

伝説的存在のシンガー・ソングライター、尾崎豊のデビューから20代前半までのライブ映像で構成された音楽ドキュメンタリー。

日本初のオールナイト・ロック・フェスティバル“BEAT CHILD”を切り取った『ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987(13)でも尾崎を映し出し、数多くのアーティストの映像作品を手掛けてきた映像作家・佐藤輝が監督を務める。

ライブての姿、そして貴重なプライベート映像から尾崎豊の息遣いがよみがえる。

 Fukushima 5036()公開

『Fukushima 50』3月6日(金)公開 ©2020『Fukushima 50』製作委員会

門田隆将のノンフィクション『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』を原作に、福島第一原子力発電所事故で危機に立ち向かった男たちの苦闘を真摯に描き出す。

当時の福島第一原発12号機当直長をモデルにした伊崎に佐藤浩市。

福島第一原発所長・吉田に渡辺謙が扮し、『沈まぬ太陽』でも渡辺と組んだ若松節朗がメガホンを執る。

タイトルは海外メディアが使った呼称で、事故発生以降も現場に残り続けた約50人の作業員を指したもの。

 『ダンシングホームレス』3月上旬公開

『ダンシングホームレス』3月上旬公開 ©Tokyo Video Center

路上生活経験者だけで構成されたダンス集団“新人Hソケリッサ!”に追るドキュメンタリー。

彼らにとって踊ることは社会との唯一の接点で、メッセージ。

さまざまな理由からホームレスとなったメンバーが実名で登場し、すべてを失いながら唯一残された肉体の表現で生きがいを取り戻そうとする彼らの姿を映し出す。

ドラマティックなダンスにも注目。新進のドキュメンタリーディレクターの三浦渉が自らの企画・撮影・監督で完成させた。

 『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』6月公開

『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』6月公開 ©2020映画「ヒノマルソウル」製作委員会

スキージャンプ団体で日本勢が悲願の金メダルを獲得した、1998年の長野五輪。

その栄光を陰で支えたテストジャンパーたちの実話を、田中圭を主演に迎え、『ステップ』も控える飯塚健監督が映画化。

田中は長野五輪では故障で代表から外れた実在の選手・西方仁也に扮する。団体戦に期待がかかる中、吹雪による競技中断でテストジャンパー25人全員が無事に飛べたら競技を再開するという条件のもとで決死のテストジャンプが行われて……。