アニメーション界注目の5本
『音楽』1月10日(金)公開
楽器さえ触ったことがない不良学生たちが思いつきでバンドを組み、音楽の快感に触れながらロックフェスティバル出演を目指す。
俳優としても活躍する大橋裕之の漫画を、岩井澤健治監督が実写の動きをトレースし、ほぼ個人制作で7年をかけて映像化。
4万枚超の手描きの作画で、リアルでダイナミックな音楽表現を描き出した。
声の出演に、元・ゆらゆら帝国の坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、竹中直人、天久聖一、岡村靖幸ら。
『東映まんがまつり』4月24日(金)公開
長期休暇時の風物詩で、高畑勲や宮崎駿も参加(『太陽の王子 ホルスの大冒険』『長靴をはいた猫』)した東映による子ども向けオムニバス興行シリーズが、2019年に復活。
2020年は『映画おしりたんてい』『仮面ライダー電王』『映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』『りさいくるずー』の4作が上映される。
『おしりたんてい』『りさいくるずー』は前作に続いてのラインナップで、『ふしぎ駄菓子屋』は廣嶋玲子の人気児童書シリーズの初アニメ化となる。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版: ||』6月公開
『新世紀エヴァンゲリオン』を庵野秀明総監督のもと描き直した映画シリーズ4作目。TVシリーズ前半を新たなビジュアルで描いた『序』(07)、新キャラクター登場も登場した『破』(09)、前作から14年後を舞台に新たな展開に入った『Q』(12)に次ぐ8年ぶりの新作で、満を持しての完結編となる。
『シン・ゴジラ』の脚本・総監督を務め、『シン・ウルトラマン』の企画・脚本も手掛ける庵野が“シン・エヴァ”にどんな解釈と結末をもたらすのか!?
『STAND BY ME ドラえもん2』8月7日(金)公開
長年愛される人気コミックを3DCGでアニメ化した2014年の『STAND BY ME ドラえもん』の第2作。
前作同様、山崎貴が脚本を手掛け、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の八木竜一と共同で監督を務める。
今回ベースとなるのは、前作においても山崎が物語りに入れ込むことを考えていたという、名作エピソードの『おばあちゃんのおもいで』のエピソード。タイムマシンで過去へ訪れたのび太が、今は亡きおばあちゃんと会って……。
『ジョゼと虎と魚たち』2020年公開
2003年に犬童一心監督で実写映画化もされた田辺聖子の短編をアニメ化。
絵と本と想像の中で“自分の世界”を生きる車椅子のジョゼが、自分の夢を追いかける大学生・恒夫との出会いをきっかけに外の世界へ飛び出していく。
『おおかみこどもの雨と雪』で助監督を務めたタムラコータローが監督、『クジラの子らは砂上に歌う』」の飯塚晴子がキャラクターデザイン・総作画監督、『僕のヒーローアカデミア』のボンズがアニメーション制作を担当。