将来、空の巣症候群にならないようにするためには?

1:自分の気持ちを吐き出せる友達や仲間をつくる。

空の巣症候群になってしまってから外に友達をつくろうとしても、思うように行動に移せないのが現実です。

子どもがある程度大きくなってきたら、家のことは夫と子どもに任せ、たまには友達と一緒に飲みに行ったり、旅行に行ったりするのもいいでしょう。

また、趣味などのコミュニティに属してみるのもオススメです。

2:夫との関係を見直してみる。

自分と子どもの繋がりは深いのかもしれませんが、夫との繋がりはどうでしょう?

ふと気が付くと、夫との会話やスキンシップが疎かになっている人も少なくありません。

子どもが巣立った後に残されるのは、「貴女と夫」なのです。

夫婦二人だけで食事に出かけたり、子どもが寝た後に、じっくり話をする時間を設けたりするなど、今から積極的に夫婦の時間をつくる工夫をしてみましょう。

3:シミュレーションしてみる。

子どもが小さいうちは出来なかったこと、以前からやってみたかったことを始めてみるチャンスです。

今のうちから、実際にどのような準備をすれば始められるのかをシミュレーションして、実行に移せるよう現実的に考えてみることで、新たな夢に向かって希望が膨らみます。

まとめ

空の巣症候群は、「更年期」と重なる可能性が高い年代でもあります。

動悸、めまい、だるさ、イライラなどの更年期の症状と、子どもの自立が重なった場合、更年期障害なのか、空の巣症候群なのか見分けがつかなくなることも考えられます。

そのためにも、子どもの自立に過剰な喪失感をもたないようにする精神的自立が今のうちから必要ではないでしょうか。

たかくさぎ はるみ:夫婦問題カウンセラー。今までの相談件数は8000件以上。浮気・不倫、離婚、別居など多くの夫婦問題を解決に導く専門家。独身男女からの結婚前相談も多数寄せられる。カウンセリングの他、テレビ出演やセミナー、講演、コラム執筆など幅広く活躍中。HP⇒「HaRuカウンセリングオフィス」 ブログ⇒『みんな違って みんないい「オリジナル夫婦」で幸せになろう!』