[第10回]宮澤佐江、"絶対に"一緒に舞台に立てない共演者。弱音、励まし、そして多くの学び【『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2】（2/6） - 宮澤佐江「ミラチャイ☆」連載

絶賛公演中のブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2。「学ぶことがたくさんある」という、アニータ役でダブルキャストのMay J.さんとのお話。そして、難しい役に苦悩しつつも、昔から持ち続ける「だから舞台が好き」な理由とは?

さみしい、一番さみしい。メイさんとは絶対に一緒に舞台に立てないし。だから今は、できるだけ一緒に帰ってます（笑）。メイさんは「さみしいねー」って、言うんですけど、私は「さみしぃーーーーーーーーッ!! 」っていう感じで。

－－共有できることは多いのに、絶対に一緒に舞台に立てないのはさみしいですね。

これまでダブルキャストを経験した、（新妻）聖子さんや、（花澤）香菜ちゃんともそうでした。

でもメイさんは、聖子さんの強さや、香菜ちゃんの強さとも違う強さを感じる。何でなんだろう…? さまざまな海外の血筋を持つこともあるのかな?? もともと持ってるハートの強さもあるのかもしれないけれど…。

白目出ちゃう、毎回!

－－（笑）

自分もアイドル時代は、人に弱音を吐いたり「疲れた」って言ったりしなかったけど、ここ数年で変わってきていて。ましてや休業して、復活してからの仕事に対しては、「頑張りすぎないこと」「強がらないこと」を、自分の中でいっぱい意識しているから、

「いいんだ! 疲れたときは、疲れたと言って」「弱音を言える人には、聞いてもらっていいんだ」って、思っているんです。

なので、メイさんにめっちゃ弱音を聞いてもらっているんだけど、弱音を吐くたびに、メイさんが素敵な返しをしてくれるんです。だから「メイさんの分も弱音吐いておこう!」
って、甘えてる。2歳しか年齢違わないのに!

－－年齢は近いんですね。

同世代なのに、めっちゃお姉さんしてもらってます。

それから素敵な組み合わせもあるんですよ。マリア役の宮澤エマさんとメイさんって、実際に同級生だったそうです! メイさんのアニータと、宮澤エマさんのマリア。その組み合わせがリアルで素敵です!

－－姉御肌のアニータと、ピュアなマリアという組み合わせですね。